無死満塁で点取れず、9回裏は3者凡退
2年連続MVPの丸、精神的支柱の新井、そして助っ人らしいビヘイビアのエルドレッド。彼らを失ったとはいえ、鈴木誠也を中心とした打線がここまで低レベルになるとは。何度ノーアウト満塁を1点も取れない、あるいは押し出し四球の1点だけというケースを見たころだろう。プレッシャーのかかる場面では、当たりそこねゴロ、三振がやたら目立つ。いくらノーアウト満塁は点が入りにくいといっても、相手チームが3点も4点も取っていた。これでは投手陣が踏ん張ったといっても勝てるわけがない。それに先発からは点をとっても、リリーフ陣がまるで打てない。5回以降ひとりのランナーも出せない、負けていても9回3者凡退というファンを怒らせるような終わり方がやたら多いのだ。
高卒2年目の投手に期待をしても
もちろん投手陣もひどい。大瀬良、ジョンソン、床田はともかく、岡田、藪田ら実績のあるピッチャーはどうしたのだ。故障したという話もないのに2軍レベルのままだ。高卒プロ入り3年目のアドゥア、2年目の山口、遠藤、あるいは大卒新人の島内らが中心になれるわけがない。
投手陣は勤続疲労
結局、カープは3連覇による勤続疲労を起こしているのだ。負担の大きい中崎、一岡、今村ら勝ちパターンリリーフ陣は次々と2軍落ち。昨年大車輪のフランソワも限界を露呈した。最多勝投手野村も見る影もない。
2軍を先発、筒香に打たれればいい
だが、こんな終わったことをくどくど書いたところで、カープにとってのシーズンはもう終わった。だからこそ、今後を見据えた戦いが必要といえる。
たとえば投手陣。2軍からどんどん先発させDeNAの筒香、ソト、ロペス、巨人の丸、坂本らと対戦させ打ちまくられればいい。そうやって投手は成長していくし、ダメな者は切ればいい。スタミナ十分のフランソワは実は先発の方が向いているかもしれない。岡田、藪田もトレード覚悟で投げさせる。山口、遠藤も先発要員だ。一段下の藤井、塹江らは中継ぎ要員だ。投げれば投げるほど追加点を取られるだろうが、それも仕方がない。残念ながら、中田剛、菊池は出番はない。彼らがこれ以上になることは期待できない。
タナキクも終わり
打線もタイトルがかかった鈴木誠也以外、日替わりで使うべきだ。1割台の田中、大リーグ希望の菊池、もういいだろう。西川を毎試合使う必要はないし、今の状態で野間は一昨年までの守備要員で十分。安部に至ってはどう使うべきか想像も付かない。なかなか打てる内野手は探すのが難しいが、小園は田中の代わり。あの守備ではとてもレギュラーは無理だろうが、セカンドやサードをやらして適性を判断するべきだ。
先発捕手は坂倉に
会沢、磯村の捕手陣は打てると定評だが、かつてと違って打てる捕手なら各チームにいる。若手投手陣のリード、セカンドへの投球、いずれもそれほど優れているとは思えない。坂倉を捕手として先発させよう。打撃を買われたと言っているが三振ばかりしているではないか。このままでは中途半端な代打にしかならない。
外人助っ人を自覚させろ
バチスタ、メヒアにはきちんとした通訳をつけて外人助っ人としての立場を理解させよう。今の2人はまるで日本人だ。チームが打てないと一緒になってしょぼんとし、外角低めのボール球に空振りするだけ。チームがどうなろうと、賞金稼ぎのように打つ元大リーガーを見習わせよう。外人が打つ一発、それが流れを変える原動力になる。
長野はお休み
長野、松山、小窪のベテラン陣はお休みしてもらおう。出てくれば打つかもしれない。しかし、勝敗は度外視のシーズンなのだから。守備しかない上本、曽根も1軍に置くのは困難だ。彼らの非力な打撃では150キロが常識になった各チームの投手は打てない。
すべてウエスタリーグレベルの選手で
これだと、1軍の試合なのかウエスタンリーグの試合なのか分からなくなってしまう。シーズン前、チケットを求めて長い行列を作ったお客さんには申し訳ないが、6、7月の試合ぶりはそんな荒行しなければならないぐらいひどい。今シーズンのヤクルトの16連敗だって、彼らはそれなりに点を取っていた。プロ野球でこんなに点が取れないチームは珍しい。
最下位もやむなし
もしそんな起用法だとオールスター明けも連敗が続くかもしれない。ロッテの連敗記録18を抜くかもしれない。おそらくヤクルトにも抜かれて最下位になる。でも広島ファンなら分かってくれるだろう。1975年の初優勝までの26年間、そして2016年の優勝までの間、カープはそんなチームだったのだから。
サンフレッチェの森保もやめた
もちろん緒方、佐々岡ら首脳陣は総退陣してもらおう。賞味期限は過ぎた。サンフレッチェを3回優勝させた森保もさっさと退陣したではないか。
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