2019年7月28日日曜日

タープ、何とか立っている、でも狭い

 真夏は海水浴客で賑わう三浦半島のビーチそばの駐車場。100均が中心のカーサイドタープの組み立て実験をした。海はやっぱり風が強い。シートを広げるだけで飛びそうになる。そこでまず車の向きを変えた。北風が吹いていたので、南側にタープが広げられるようにした。
 約30分後、一応、できあがった。風で吹き飛ばされそうだが何とかもっている。問題は店員が言った通り「狭い」ことだった。


天井の長さ足りず


 シートは180×180の大きさ。車の天井に取り付けた吸盤に取り付けようとしたが、わがSUVは天井部が170センチもなかった。これではたるんでしまう。仕方ないからハッチバックの窓に吸盤を取り付けた。実験なのでハッチバックを開閉しないのでそのままにしておく。

ポール立て、結構、怖い


 ハトメと吸盤をつないだシートを広げて大体のポールの位置を決めペグを打つ。すぐに入るかと思ったら、途中土の中に石があったらしく1本先が曲がってしまった。
 次はポールを立てて、吸盤とは反対側のハトメにポールの先端を入れる。先からもやい結びのロープをかけ、ペグへと引っ張る。この作業が案外怖い。何かの都合でポールが倒れたら、先端部で車をガリッとやってしまう可能性があるからだ。



ストッパー、100均でも十分機能


 慎重に1本目、さらに2本目をロープでペグにつなぐ。ここで100均のストッパーはすごく役立った。取り付けたおかげで長さの調整がいくらでもできたからだ。


2人は座れないみたい


 ここまででおおむね30分ほど。風が強くよたよたしているが、何とか立っている。そこで、ヘリノックスのチェアを組み立てて座ってみた。「狭い」。当日、日差しはなかったが、ちょっとでも斜めから入ってきたら、日よけ効果はお手上げだ。

 ソロキャンプなら、小さなテーブルぐらいは置けるだろう。2人座るのはまず無理。これって、どう使えばいいのか、というのが正直な感想だ。

ポールのロープは2方向で


 もっと怖いの風だ。一度、強い風ですべてが外れた。とっさにポールをつかんだが、下手すればガリッといった恐れもあった。
 先日の店員さんは「ポールのロープは2方向で」と言っていたがまったくその通りだった。次回は180×270のシートを立ててみるつもりだが、あまり自信はない。

河川敷のお住まい


 ところで、できあがったタープを見て、もう一点困ったことを感じた。どこか多摩川の河川敷でお暮らしの皆さんと重なる物を感じたのだ。とすると、ちょっと恥ずかしいかな。
 

2019年7月27日土曜日

100均でカーサイドタープ手作り

 先日、ソロキャンプのまねごとをした際、ワゴン車に直接タープをくっつけている人たちを見て、とても便利そうに見えた。ただ、実際に購入するとなると、最低でも1万円、2、3万円はざらで高いなと思った。そんなとき、ネットで100均でつくれるカーサイドタープという動画を見つけた。それなら、どう考えても大した経費はかからない、と思って挑戦してみることにした。結果はまた後で。


天井はちょっと高め


 まず材料集めだ。構造を簡単にいうと、車の屋根側に2カ所、天井を引っかける物を取り付け、ポール2本を立てて、計4カ所で天井を支えるという仕組み。当然ながら天井はブルーシート的なものを使う。
 100均で買い集めたのは、屋根に取り付ける吸盤、キャンプ用ロープ(12メートル)、自在金具ともいわれるキャンプ用のストッパー、それにペグ合わせて400円だ。ポールはつっかい棒を使う。こちらは最大長さ190センチで1本200円、2本400円。

天井は500円


 ブルーシートを見たのだが、かなり薄くて弱々しい。ひもなどで固定するためのハトメもついていなかった。そこで100均の商品は見送り、ホームセンターでハトメつきのシートを探すことにした。
 1・8メートル四方なら498円とかという値段で売っていた。試しなので1・8メートル×2・7メートルというちょっと広めのタイプも購入した。

ポールの先端部を手作り


 つっかい棒は端が直径2センチ近くあり、そのままではハトメには入らない。通常のキャンプ用ポールは端がボルトのようになっている。どうやるのかと、動画を見ると、プラスチックの端っこのキャップを引っこ抜き、穴を開けてボルトを突っ込んでいた。
 ドリルがない場合は、くぎを焼いてキャップを溶かして穴を開ける、というやり方が示されていた。実はこのとき、失敗していた。何もしなくてもハトメに入ると思っており、入らないのは太すぎるせいだと、棒の端っこをたたいてつぶそうとしたのだ。結局、動画を見直して、やり方が分かった。頭がつぶれた最初の1本はおしゃかになった。


結局、ポールは2本で2000円


 だが、作っていて、こんなつっかい棒でポールが代替できるんかいなと不安になってきて。そこで、アウトドアショップを回り、ポールを見てみた。結構、高い。1本5000円、1万円ってのまである。ところが、ふと手に取ったポールは2本1944円だった。いくら何でも安すぎると店員に聞くと「最長で180センチと短いし、長さ調節もきかないから」という。周囲を見回すと、タープというのは確かに天井が高くなっている。


プロからは「狭いかも」


 といっても、車高157センチのわがSUVに合わせるのでそれは仕方ないと感じた。ついで自作、しかも100均で作るカーサイドタープの話をすると、できないことはないけど、ちょっと狭いかなと気になることを言う。「市販のカーサイドタープを買った連中もどんどんやめました。今は車ごとはいるぐらいのでっかいタープをたて、車を突っ込んじゃうのがはやり」「タープを立てること自体、風とかの影響もあって難しい」とか。」
もやい結びを習得

 とにかくこのポールは買うことにした。つっかい棒3本が無駄になるけど。
 材料がそろったところで、今度は結び方の研究だ。ほどけてしまったら意味ないし、強く結ぶととけなくなってしまう。思い出したのが引っ張れば引っ張るほど強くなる「もやい結び」。ネットで何度も確認し、30分ほど練習すると、3回に2回は成功するようになった。12メートルロープを4分割し、うち2本のポールに取り付ける側にもやい結びの輪を作った。
 これでスタンバイ、次は組み立てだ。
 

2019年7月20日土曜日

行くぞ6合目 案外、簡単に登れた

 富士山の富士宮登山口は車で行ける高さとしては国内最高なのだそうだ。とすればもうちょっと高いところに行ってみたい。そんな気分が高まってきた。ホント不思議なことに、胸の息苦しさは完全に消えていた。普段、ウォーキングで100段ぐらいは平気で登っている。ここは6合目に「いざ行かん」。


半日で頂上往復なんて


 登山口の階段を登ると、降りてきた富士山の登山客と観光客が話している。「今朝2時に長野から来て、少し仮眠した後、頂上まで行った後降りてきた」。時刻は午後1時半。半日で往復するのかあと、少しびっくり。ただ冷静に考えると、5合目2500メートルから頂上の3776メートルまで約1250メートル。往復できない高さではない。頂上の空気の薄さ、気温の問題を除けば。
 すると、小さなリュック1つだけの中年女性が降りてきた。「富士山は初めてなんですよ」とはいうけど、まったく疲れなど見えない。

500メートル1時間


 そういえば、学生のころ、初日の出を見るために宮島の弥山535メートルを下から登ったことがある。懐中電灯も持たず。おそらく1時間ほどで、しかも少し酔っぱらっていた。あの体力なら富士山なら3時間ほどか。なーんてつまらぬことを考えながら、6合目に向けて登り始めた。

ゴツゴツ登山道、歩きにくい


 一応整備されてはいるが、結構な急坂だ。薄い空気と、当日、ドライブ用の軽めのスニーカーを履いていたせいか、ゴツゴツした道は結構歩きにくい。5分ぐらい歩くたびに休憩。15分も歩くと、坂の向こうに見えないところがある。降りてきた人に6合目は?と聞くと、あの坂の先、ちょっと行けばと教えてくれた。


10分オーバーの30分で到着


 今まで同じペースでゆっくり歩く。5合目から約30分、6合目に到着した。10分オーバーだ。当日はお休みだったが山小屋があり、ベンチが並んでいた。遠く、宝永山が見え、多くの人が歩いていた。6合目からだとほとんど登り坂にはなっておらず、あれなら行けそうだ。さすがにこの日は自重したけど。

宝永山、行けそうだ


 一面の雲海を見て、息を整えるとさっさと降りることにした。半ズボン、Tシャツの軽装だし、水分も持っていない。変わりやすい山の気候を考えると、長居は無用だ。さすがに10分ほどで降りることができた。


雲海見ながらランチ


 お腹もすいてきたし、レストハウスでカレーうどんを食べた。窓一面に広がる雲海。こんな光景の中でランチができるなんてことはまずない。単に富士山5合目まで行ってみたいというだけのドライブだったが、楽しい経験ができた。富士山頂はどう考えても無理だろうけど、宝永山は行くぞー。


2019年7月15日月曜日

マイカーで2400メートル 富士山富士宮登山口ドライブ

 例年7月10日にマイカー規制で入れなくなる富士山5合目。梅雨の晴れ間を利用して、今まで行ったことがない富士宮登山口まで行ってみた。吉田、須走両登山口に次いで3つめだ。予想より寒くなく、眼下に広がる雲海をたっぷり見ることができた。


快調、富士山スカイライン


 東名御殿場インターで降り、約30分ほどで富士山スカイラインに入った。道路の左右が鬱蒼とした森林。平日だけに行き交う車もなく、快調なドライブが続き、あっという間に1600メートルの標識を通り過ぎた。時に山道で後ろからあおる鬱陶しいドライバーがいるが、今回はとてものんびり走れた。


6月下旬、まだウグイスの鳴き声


 1600メートルを超えると、視界が開けたところからは雲海が見える。下界は全く見えないけど、雲海だけで十分堪能できる。この辺りになると、まだ若葉。ホーホケキョとウグイスが鳴く。まだ春先みたいだ。車の温度計は18度を指している(市街地はこの日、最高気温が28度ぐらいだった)

平日でもレストハウス近くは満杯


 ほどなく5合目駐車場に到着した。道路沿いが駐車場になっており、レストハウス近くになると、ほとんど埋まっていた。もちろん斜面になっており、下の方に停めると登ってくるのは大変そう。健脚な富士山登山客にはあまり関係ないだろうが、5合目をうろちょろするだけの軟弱観光客にとってはちょっと気になる。幸いレストハウスのすぐ裏側に停められた。

何だか息苦しい


 そこでちょっとアクシデント。何となく胸苦しいのだ。さすがに空気は薄いだろうけど、そのことは感じない。折りたたみのウインドブレーカーも着たが、じゃっかん暑い。理由が分からないので、不安になり余計胸苦しくなる。レストハウスで土産物を見るのも鬱陶しく、さっさと帰りたいという気分が強まってきた。

6合目まで行けそうだ


 ところが、5分、10分とすごすうちに何となく胸苦しさが治まってきた。それまであまり余裕がなくて見てなかったが、軽装で登山道を上っていく人が結構いる。掲示板の地図を見ると、6合目まで登り20分、下り10分との表記。さらには宝永山まで往復1時間とも書かれていた。レストハウスだけで帰るなんて、ちょっともったいないなあ。

2019年7月14日日曜日

女子短距離陣も少しだけ光 日本選手権5位内に3人の高校生

 サニブラウン、桐生の9秒台スプリンター2人をかかえ東京五輪400リレーで金メダルの期待さえ高まっている男子に比べ、女子短距離界はまったく元気がない。長年、牽引してきた福島千里は30歳を超え、故障続きで精彩を欠いている。2017年の日本選手権100で福島の8連覇を阻止した市川華菜も勢いは続かず。若いメンバーで挑んだ横浜での世界リレーも実力不足のよる予選落ち。男女のこの落差は何だろうと思っていたところ、少しだけ、明るい光が見えてきた。

 福岡市の博多の森競技場で開かれた今年の日本陸上選手権。サニブラウン、桐生の9秒台対決が期待され、NHKが総合テレビで中継するほど注目を集めたが、その直前に行われた女子100も将来を期待させる熱戦だった。


御家瀬緑、29年ぶり高校生女王


 決勝は北海道出身で福島の後継者と期待される高校3年生の御家瀬緑が好スタートで高校生として29年ぶりに制覇した。昨年、高校総体で優勝し、アジア大会のリレーメンバーにも選ばれる期待の選手だが,順調に成長してきた。


復活土井杏南


 2位には23歳の土井杏南だ。中学生の時から大きな注目を集め、2012年のロンドン五輪に高校2年生で400リレーに参加。福島に次ぐ存在として、期待は大きかった。しかし、その後は全く鳴かず飛ばず。故障も続いたようで昨年の日本選手権は出場資格さえなかったという。
 ところが、今年に入りようやく復活してきた。少女の体から欧米のスプリンターを思わせるしっかりした力強いボディに変わり、身長が160センチもない小柄のランナーだが、走りもたくましくなっていた。準決勝では御家瀬緑をぶっちぎる走りっぷりで11秒60。まだタイムは伸ばせそうだ。


3位に高2青山華依


 3位に入った青山華依は高校2年16歳。中学時代はそれほど目立った存在ではなかったが高校入学後、一気に目立つ存在に浮上してきた。まだ細身の少女だが、さらに成長が期待できる。きちんと育ててあげたいと思う。

急成長の三浦由奈は5位


 もう1人は予選、準決勝と走るたびに自己記録を更新した三浦由奈。御家瀬同様の高校3年生のスプリンターだが、準決勝では11秒60の自己最高をマーク、2位以下を引き離した。2008年、あれよあれよという間に日本選手権を制し、北京五輪で女子100としてはヘルシンキ大会以来52年ぶりに代表に選ばれた福島を思い起こす走りっぷりだ。決勝では出遅れて硬くなったのか5位。

 5位以内に3人の高校生。また8位の高校3年生石堂陽奈は日本陸上の後の南部記念で土井を破った。今年の高校総体はかなりの見物だろう。


リレー43秒台なら五輪決勝も


 ところで、女子4×100リレーの日本記録は北風沙織、高橋萌木子、福島千里、市川華菜の4人が8年前の2011年にマークした43秒39だ。このタイムは決して悪くはない。リオ五輪の決勝は7,8位が43秒台。横浜の世界リレーは、一線級ではなかったとはいえ優勝の米国が43秒27、日本記録を出せば3位に入れた。

バトン超一流でメダル取った


 個々のタイムは遅くてもバトンリレーが超一流になれば、メダルが取れることは北京五輪の男子4×100リレーで証明済みだ。あのときの4人のタイムは、現在の短距離陣に比べればかなり劣っている。女子の日本記録メンバー持ちタイムは福島の11秒21(日本記録)が筆頭だが残り3人は11秒50ぐらい。御家瀬、土井、青山、三浦らが持ちタイムを少しあげ、バトン技術を向上させれば日本記録を上回れる。東京五輪の決勝進出は夢ではないのだ。

順調な成長期待


 ただ、心配なのはこうした若いスプリンターがとても壊れやすいことだろう。土井のスランプは5、6年も続いた。かつて高校時代に日本選手権で福島を追い詰めた齋藤愛美は現在大学生だが、決勝にも残れなかった。瞬発力が必要な短距離の場合、20歳過ぎたからといって年齢によって衰えることは考えにくく、高校、大学、社会人と年齢があがるにつれ、記録が伸びてもおかしくない。

女子も見たい


 五輪、世界選手権女子100で10代の選手を見ることはまずない。日本でも15年連続で日本選手権決勝進出の32歳和田麻希のような選手もいる。つまり練習できる環境が一番の問題なのだ。東京五輪まであと1年。彼女ら若いスプリンターがさらに成長し、男子同様、リレー決勝で世界に挑む姿が見たい。

2019年7月11日木曜日

オールスター明けはすべて消化試合に 消えた3連覇カープ

 「まさかこんなことに」カープファンなら誰しもそう思ってるに違いない。最下位に終わった交流戦に続き、レギュラーシーズン再開後の11戦全敗。合わせて5勝23敗2分けという驚くべき低成績。もはや3連覇チームの面影などどこにもない。4連覇できるなんてファンどころか選手首脳陣、評論家まで誰も思っていない。オールスター後、カープの試合はすべて消化試合に等しい。とすれば、来年以降のことを考えた戦い方をするしかない。広島は常勝巨人とは違うのだ。

無死満塁で点取れず、9回裏は3者凡退


 2年連続MVPの丸、精神的支柱の新井、そして助っ人らしいビヘイビアのエルドレッド。彼らを失ったとはいえ、鈴木誠也を中心とした打線がここまで低レベルになるとは。何度ノーアウト満塁を1点も取れない、あるいは押し出し四球の1点だけというケースを見たころだろう。プレッシャーのかかる場面では、当たりそこねゴロ、三振がやたら目立つ。いくらノーアウト満塁は点が入りにくいといっても、相手チームが3点も4点も取っていた。これでは投手陣が踏ん張ったといっても勝てるわけがない。それに先発からは点をとっても、リリーフ陣がまるで打てない。5回以降ひとりのランナーも出せない、負けていても9回3者凡退というファンを怒らせるような終わり方がやたら多いのだ。


高卒2年目の投手に期待をしても


 もちろん投手陣もひどい。大瀬良、ジョンソン、床田はともかく、岡田、藪田ら実績のあるピッチャーはどうしたのだ。故障したという話もないのに2軍レベルのままだ。高卒プロ入り3年目のアドゥア、2年目の山口、遠藤、あるいは大卒新人の島内らが中心になれるわけがない。

投手陣は勤続疲労


 結局、カープは3連覇による勤続疲労を起こしているのだ。負担の大きい中崎、一岡、今村ら勝ちパターンリリーフ陣は次々と2軍落ち。昨年大車輪のフランソワも限界を露呈した。最多勝投手野村も見る影もない。

2軍を先発、筒香に打たれればいい


 だが、こんな終わったことをくどくど書いたところで、カープにとってのシーズンはもう終わった。だからこそ、今後を見据えた戦いが必要といえる。

 たとえば投手陣。2軍からどんどん先発させDeNAの筒香、ソト、ロペス、巨人の丸、坂本らと対戦させ打ちまくられればいい。そうやって投手は成長していくし、ダメな者は切ればいい。スタミナ十分のフランソワは実は先発の方が向いているかもしれない。岡田、藪田もトレード覚悟で投げさせる。山口、遠藤も先発要員だ。一段下の藤井、塹江らは中継ぎ要員だ。投げれば投げるほど追加点を取られるだろうが、それも仕方がない。残念ながら、中田剛、菊池は出番はない。彼らがこれ以上になることは期待できない。


タナキクも終わり


 打線もタイトルがかかった鈴木誠也以外、日替わりで使うべきだ。1割台の田中、大リーグ希望の菊池、もういいだろう。西川を毎試合使う必要はないし、今の状態で野間は一昨年までの守備要員で十分。安部に至ってはどう使うべきか想像も付かない。なかなか打てる内野手は探すのが難しいが、小園は田中の代わり。あの守備ではとてもレギュラーは無理だろうが、セカンドやサードをやらして適性を判断するべきだ。


先発捕手は坂倉に


 会沢、磯村の捕手陣は打てると定評だが、かつてと違って打てる捕手なら各チームにいる。若手投手陣のリード、セカンドへの投球、いずれもそれほど優れているとは思えない。坂倉を捕手として先発させよう。打撃を買われたと言っているが三振ばかりしているではないか。このままでは中途半端な代打にしかならない。

外人助っ人を自覚させろ


 バチスタ、メヒアにはきちんとした通訳をつけて外人助っ人としての立場を理解させよう。今の2人はまるで日本人だ。チームが打てないと一緒になってしょぼんとし、外角低めのボール球に空振りするだけ。チームがどうなろうと、賞金稼ぎのように打つ元大リーガーを見習わせよう。外人が打つ一発、それが流れを変える原動力になる。

長野はお休み


 長野、松山、小窪のベテラン陣はお休みしてもらおう。出てくれば打つかもしれない。しかし、勝敗は度外視のシーズンなのだから。守備しかない上本、曽根も1軍に置くのは困難だ。彼らの非力な打撃では150キロが常識になった各チームの投手は打てない。

すべてウエスタリーグレベルの選手で


 これだと、1軍の試合なのかウエスタンリーグの試合なのか分からなくなってしまう。シーズン前、チケットを求めて長い行列を作ったお客さんには申し訳ないが、6、7月の試合ぶりはそんな荒行しなければならないぐらいひどい。今シーズンのヤクルトの16連敗だって、彼らはそれなりに点を取っていた。プロ野球でこんなに点が取れないチームは珍しい。

最下位もやむなし


 もしそんな起用法だとオールスター明けも連敗が続くかもしれない。ロッテの連敗記録18を抜くかもしれない。おそらくヤクルトにも抜かれて最下位になる。でも広島ファンなら分かってくれるだろう。1975年の初優勝までの26年間、そして2016年の優勝までの間、カープはそんなチームだったのだから。


サンフレッチェの森保もやめた


 もちろん緒方、佐々岡ら首脳陣は総退陣してもらおう。賞味期限は過ぎた。サンフレッチェを3回優勝させた森保もさっさと退陣したではないか。

2019年7月3日水曜日

お詫びのフィナンシェ、薬手帳シール届く

 5月に今シーズン2度目のインフルエンザにかかった際、処方薬を購入した薬局で薬のシールを要求したら、お薬手帳がないから発行できないといわれ、抗議の手紙を書いた。すると、2日後、薬局から電話がかかってきた。手紙を出した本社ではなかった。処方してもらうときに、スマホ番号を書いているから、それで連絡してきたんだろう。


「シールを送ってくれれば」 


 内容はひたすら、謝りたいというものだった。「近くなのでご自宅にうかがう」。いやいや、それは困ると伝えた。たかがシールのこと。手紙はきつくたって、具体的に損害を受けたわけではない。このレベルを「損害」と声高にいう連中も世の中にはいるだろうがそこまで自分を落とすつもりもない。「そんなに怒ってないから、シールを送って」とだけ言った。

「希望者だけに渡す」と指導


 すると、翌日、シールと小包が届いた。お互いの近所にある洋菓子店のフィナンシェ詰め合わせ。手紙が同封してあり、現場には希望する人だけに渡すように指示しているが、お薬手帳を持ってない=シールを発行しないということは指導していない、との内容だった。

切手代82円も同封


 「インフルエンザにかかり、熱が下がってわざわざシールをもらいに行った人間を追い返す」なんてことは、ふつー商売をしていたらやらないだろうし、社員教育以前の問題と突っ込みたいところだけど、たかがシール1枚のこと。正直、ばかばかしくなった。そうそう切手代82円も同封されていた。

このクレーム対応


 それにしても、この危機管理対応ぶりはどうだ。クレームがきたら、菓子折持って謝りにいけ、あとのがたがたを考えると、1000円ほどで済むのだから、それでいいという雰囲気がありありだ。向こうからすれば、わざわざ手紙を送りつけるのだからよほどやばいヤツだと思ったのかもしれない。しかしお薬手帳にはるシールのことでそれだけ熱くなれるヤツってはそうはいないと思う。いや、いたのかな。とすると、面倒くさい世の中だよなあ。

ふつーの対応


 フィナンシェを返すつもりはなかったけど、もらってもちっとも嬉しくない。実際、自分以外誰も食べなかった。ふつーに生きていて、ふつーに対応していればこんなトラブルは起きようもないと思うのだが。