2019年6月20日木曜日

あおり運転「どっちもどっち」。自分のレベル低さを自覚せよ

いきなり、あおり、そんなバカな


 昨年から今年にかけ、あおり運転けしからんのムードが高まってる。九州の若者にあおられたあげく夫婦2人が死んだ東名高速の事故でさらに、あおり運転非難ムードは高まっており、テレビではドライブレコーダーの映像で、あおりの姿をしょっちゅう見せている。でも、こうした事態にどこか疑問を感じていた。高速での急ブレーキなど自分が死ぬ恐れがあるのに、危険運転をするってどういうことなんだろうか。走っていて、いきなり、特定の車に目をつけ、あおったりするのだろうか。


河北新報が報じた


 どう考えても、それはおかしい。あおりが激しければ激しいほど、あおられた側にも実は何か起因する行為があったのではないか。と思っていたら、ネットで仙台の河北新報で「あおり運転 どっちもどっちのケース大半」という記事を見た。

記事は以下をクリック
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201901/20190121_73012.html

あおられ側にも、大半があおり行為


 それによると、ドライブレコーダーの映像データを持参した相談で、内容を分析すると大半は相談者側にもあおりに近い行為があるという。「自分の行為を自覚した上で、刺し違えてでも相手を摘発しようと怒り心頭で訪れる人もいる」


他人にブレーキ踏ませる運転に気づけよ


 「やっぱり」なのだ。高速道路の入り口などで、よくあるのは「そのタイミングで入ったらこっちがブレーキを踏むようになるじゃん」。同じことは車線変更でもよくあり、こちらを待って車線変更したら、という場面で強引に入ってくる車が実に多い。年齢に関係なく男女に限らずだ。気の短い人なら、必ずかちんとくるだろう。

物言いに気をつけないと


 東名の事故ではサービスエリアで変なとめかたを注意されたのが、あおりのきっかけだという。具体的なやりとりは知らないが、そのときの物言いが、あおり側に火をつけた可能性はある。

 河北の記事によると、「前の車にブレーキを踏まれた」と男性から110番があり、車を特定して、事情を聴くと「後ろの車に急接近されて怖くなり、注意の意味でブレーキを踏んだ。むしろこちらがあおり運転の被害者だ」。実際、こんなものだろう。

テレビ局のあおり、もしかしたら加害者に加担かも


 それと、「あおり運転被害」をテレビ局があおっているということだ。ドライブレコーダーの映像を映す気持ちは分かる。しかし、彼らはジャーナリズムの世界に身を置く人たちだ。あおられたのが善意の被害者か、それとも加害者か、徹底して調べる必要がある。

 警察など公権力の発表に依拠せず、映像を流すのであれば、自分たちで検証するしかなかろう。ワイドショーなどを見ていると、いきなりそんな「あおり」をするヤツはいないわ、と思うケースが大半だ。流すなら、どっちもどっちであることをきちんと流すしかなかろう。

あおり、人間のレベル低い


 宮城県警は「あおり運転の多くは感情的な報復合戦。挑発に乗らず心のゆとりを持ってほしい」と呼び掛ける。全くその通り。というか、そのレベルの人間にまで落ちたくないものだ。


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