2019年5月28日火曜日

ちょっと寂しい三浦半島、デッキのレストラン閉店

 東京から手軽に行けるレジャースポットの三浦半島。逗子、葉山から城ヶ島へと続く西海岸はビーチに加えておしゃれな店も多く、週末になればレジャー客で賑わうが、ちょっと困るのがランチ。平日、それほどの人出がないせいか、店自体が少なく、昼飯難民になってしまうこともある。そんな西海岸でちょっと残念なのが、レストランに相次ぐ閉店だ。

海の上の食事スペース、「海辺」閉店


 地元だけでなく、関東一帯から来客があった横須賀市の佐島漁港近くの「海辺」。その名の通り、海に面した場所にあり、海の上に造られたデッキも食事のスペースになっていた。いい季節、潮風を浴びながらパラソルの下で食べる食事はなかなか快適。波の強さによっては足下でゴボゴボと音がしたり、しぶきが飛んできたり、結構、ダイナミックだった。しばらく行ってなかったのだが、最近、店が空っぽになっているのを見かけた。
 何年か前、台風でデッキがぼろぼろに壊れたこともあり、改修工事でもやるのかなと思ってネットで調べたら、なんと昨年(2018年)8月26日に「諸般の事情により当店は一旦閉店する事となりました」とのお知らせが出ていた。

http://www.umibe-sajima.com/close



中心がなくなって、ランチ難民多数


 海辺周辺は佐島かねき、はまゆう、MARINE & FARM(マリーンファーム)などのレストランが並び、相模湾の新鮮な海鮮料理が楽しめる場所になっていた。海辺はその中心でもあっただけに、最近見たのは、周辺道路でランチの順番待ちをする多くの観光客の姿だった。海辺は閉店のお知らせの中で「別場所へ移転しての営業再開も検討しており」と書いていたが、海の上のデッキで食べられる面白さが復活したらなあと思う。

「隠れ家」も通常営業終わり


 佐島からさらに南に下った三戸浜にあるBeach Bum(ビーチパム)ダイビングやサーフショップが併設し、小ぶりながらもホテルとレストランもありダイビングプールもあるおしゃれなスポットだった。離合がほとんど無理と思えるほどの狭い道を通る必要があるものの、その分、隠れ家的で面白かった。
 完全に知る人ぞ知る、タイプのレストランだったので、いつまで続くかなと思ったら、2017年にホテル営業が終了、昨年は通常のレストラン営業も終わり、完全予約制のバーベキューレストランになった。


ゼータクを楽しませてくれた


 お客さんがわんさか来るような場所でもない上、この人手不足。なかなか営業の継続は難しかったのだろう。こちらもデッキ部分にテーブル席があり、初夏以降、相模湾の潮風と太陽を浴びながらのランチはホントに心地よかった。もう少し道が整備されていたら、別の展開があったのかも。



 海辺も同様だがデッキでの食事というと冬場はさすがにきつい。ビーチバムは冬期は休み。だから、ある意味、経営側もかなりの道楽という点があったかもしれないが、そんなゼータクを楽しませてくれる店の閉店はやっぱり寂しい。

http://www.beach-bum.jp/hotel/index.html

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