2019年2月28日木曜日

ピンクの花びらがモコモコ 満開の河津桜でお花見

 昨年に引き続き伊豆半島南部、河津桜のお花見に出かけました。週末満開のニュースを見て、平日いきなりのドライブ。昨年の経験から、あっさりした梅のような感じと想像してたけど、まったく別物。ソメイヨシノのようにピンク色の花びらが折り重なってモコモコに見え、とても美しい姿でした。結構不便な場所なのに河津桜がなぜ人気を集めているのか、ようやく分かった気がします。おまけにジャム用の無農薬夏みかんをゲットできたし、めでたしめたしでした。


のろのろ運転


 晴れの予報だったのにどんよりと曇ったこの日、東名から沼津長泉経由の伊豆縦貫道まではとても快調なドライブでした。しかし一般道に入ったところで、徐々に混み始め、河津七滝ループ橋など河津町に入るまで、のろのろ状態が続きました。昨年はこんなことはなかったので、皆さん、平日とはいえ今日がチャンスと出かけたのでしょう。風もなく、気温も少々高めだったし。

沿道にピンクの花びら


 河津町に向け、下っていく途中「おや?」と感じました。沿道の桜がやたらきれいなのです。ピンクの花びらがうわーと盛り上がっています。河津川沿いを走ると、さらに桜の木が勢いを増しています。早く見なくちゃと、踊り子温泉会館近くの有料の臨時駐車場にさっさと停めます。1日700円。昨年は5、6分咲きだったためか、臨時駐車場の用意ができておらず無料で停められましたが、さすがに今回は無理と判断しました。

河津川両岸、ピンクで埋まる


 週末ではないので花見客でごった返すというほどではなかったけど、桜並木が続く土手はまずまずの人出です。昨年はかなり上流に停車したため、長距離を歩きましたが、今回はほぼ中央付近。まずは上流に向かい、かわづいでゆ橋から眺めます。上流側を見ても下流側を見ても、両岸がピンクで埋まっています。


スナック風?で金目煮付け


 左岸を下っていきます。特設の店舗や屋台は左岸側に作られているからです。今回は「どこかで金目鯛を食べる」、それがテーマだったこともあり、多くの露店は無視。でも、柑橘類を売っている地元の露店はちょっと気になります。何分か歩いたところで「金目鯛の煮付けあります」の看板を見つけました。ラビットという名前の店で、古いスナックか喫茶店風で、ホントに金目鯛?と思いましたが、ドアを開けてみるとソファ式のテーブルは全員が花見客で、金目鯛の煮付け定食を食べてました。1人、1400円也。ランチにしてはちょっとお高め。だけど、肉厚の金目鯛はたれもしみこんでいてとっても美味でした。


見事な枝振り


 再び土手のそぞろ歩き。普通に歩けるけど、たぶん土日はごった返すんだろうな。2~3割は中国などアジア系観光客です。どこだか思い出せないけど、枝振りが見事な木がありました。みなさん、写真を撮ってます。


まずは柑橘類ゲット


 左岸側は土手を降りた平野部に桜祭りの本部が置かれているほか、広い駐車場や地元農産品を置いている河津桜観光交流館があります。そこで、お花見を中断してお土産の買い物へと向かいます。道路沿いで柑橘類を売っている地元農家らしき露店でまずデコポン、ハルカをゲットします。ハルカは最近できた品種らしくとても甘いのが特徴。デコポンも甘いです。交流館ではさらにハッサクを購入し、ついでにトマトも買いました。比較すると、デコポンなどこちらのほうが少しお安め。

無農薬夏みかん、美味しいママレード食べられそう


 土手に向かって歩いていると、農家の軒先に「直売」の看板。そこにいた人に「ジャムが作りたいけど、無農薬夏みかんありますか?」と聞くと、「最後の1個がある」といって大玉5個入った一袋をもってきてくれました。300円、おまけに無農薬レモン2つ。これだから農家直売は楽しい。マーマレードは大玉1個で大きめの瓶一つぐらいになるので、たくさん作れそうです。
 ブログで何度か書いたけど、実家にあった甘夏の木が枯れ、多い年では300個もあった甘夏が今年は収穫できなくなりました。寂しいと思っていたからちょうどよかったです。

見るなら満開の時に


 再び土手に戻り、お花見続行。去年、20~30センチの高さしかなかった菜の花も1メートルぐらいの高さに背を伸ばし、たくさんの黄色い花を咲かせてました。桜のピンクと美しいコントラストを演じています。あらためて思うけど、5、6分の時とはまったくの別物。一度は見る価値があります。


 風もなく本当に暖かかった1日。もう少し粘ればライトアップも見られたでしょうけど、夕刻になるとさすがに寒くなり、5時前には帰宅の途につきました。

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