ここからはネタバレです
歌はうまいけど、自信のないヒロインのアリー。といっても、演じるのはレディガガ。演技がへたというわけでないけど、見る側としてはガガって知ってるもんなあ。マジに顔を見たのは初めてだけど。そんな彼女をたまたま立ち寄ったおかまバーで見いだし、スターとして引っ張り上げる人気カントリー歌手のジャック(監督も務めるブラッドリー・クーパー)。どちらかといえば、こちらの方が主役の感じ。
ラスト、ソロで歌い上げるアリー
恋に落ちた2人、スター街道を上り詰めるアリーとドラッグとアルコールにおぼれるジャック。ストーリーはジャックの自殺という悲劇的な出来事で終わります。ラストは追悼コンサートで切々と「I'll Never Love Again」を歌い上げるアリー。でも、ドレスは明るい水色、胸の谷間ははっきり出してる。こんなコンサートで、うーん。
最初の感動はここ
ガガが最初に披露するのは、なぜかラヴィアンローズ。本格的に歌うのは、無理矢理引っ張り込まれたジャックのライブ。「Shallow(シャロウ)」って曲ですが、最初ジャックが歌い、次にアリー、そして途中にオクターブが上がり、観客がうわーっとなったとき、なぜか目頭が熱くなりました。よーするにこういうシーンって感動しますよね。
ガガのバストトップちらり
そこからはしばらくラブストーリーが続きます。コンサートの後、初めてのベッド。2人の入浴シーンでは泡風呂の中で、ちらっとガガの横からバストトップも見えました。誕生というぐらいだからほっそりした女の子をイメージしがちだけど、ガガはどちらかというと中年に近いしっかりしたボディ。エッチのシーンも初々しさとはほど遠いなあ。ガガだから許されるってことでしょうね。
アルコールとドラッグ
悪役っぽいマネジャーも登場してきます。アリーにダンスをやらせ、ちゃらちゃらした曲を歌わせます。正統派のジャックとは対立を深めます。なーんかボヘミアンラプソディーのゲイマネジャーと似てる感じです。
酔っ払ってアリーのグラミー賞の新人賞授賞式をめちゃめちゃにするジャック。入院し治療を受け、戻ってきたちょうどその頃に悪役マネジャーから「アリーの足を引っ張るな」と言われ命を絶つジャック。その少し前、子供の頃、親を失ったジャックが首を吊ろうとして、ひもが切れた話をします。まさに伏線。
過去のヒロインはバーブラ・ストライザンド、ジュディ・ガーランド
ところで、スター誕生は今回で4回目。1976年の3回目のヒロインはバーブラ・ストライザンド、1954年の2回目はジュディ・ガーランド。スター誕生とはいうけど、主演女優は大スター。そういう映画なんでしょうね。その映画からスターを生み出すということではないみたいです。ストライザンドは、ガガ同様鼻がでかかったなあ。
ボヘミアンラプソディーの場合は、フレディ・まーキューリーのエイズとゲイ。そして、アリーはアルコールとドラッグ。そうしたことが映画の時代背景になってしまう現代。どこか切なくてなりません。
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