FIELDOORポータブルコンパクト アウトドアチェア4380円。
3分の1の値段だった。届いてすぐ組み立てた。軽くて、しっかりした感じを受けた。そして使わないまま1年が過ぎた。2018年の夏、ビーチで使った。座ってみると、いすはゆがみ、ちょっとバランスを崩すと横倒しになった。倒して上から見ると、菱形だった。これではふつーに座るのは無理と判断、結局、チェアワンを買う羽目になった。安物買いの銭失い。うーん、ちょっと悲しい。
類似品、買った当初は問題なく
ヘリノックスが開発したという、このタイプのキャンプいすは重量が1キロもない上、パイプが接合部がロープでつながれているため、きわめて簡単に骨組みが組み立てられる。ただ、背中や座る部分となる布を取り付ける際は、少々きつめで女性や子供の力では結構、大変な感じもする。とはいえ、この布がセットになって構造が形作られるので、ゆるゆるというわけにもいかないのだろう。
最初購入したFIELDOORのいす。初めて組み立ててみて、簡単なのにはびっくりした。手先は不器用で決して要領はよくないのだが、ものの2、3分もかからなかった。しょせんはパイプと布のいすのためか、安定性はそれほどいいとは感じず、ゆったり度合いは少ない。モンベルなど販売店舗の店頭で座ってみたヘリノックスのいすと比べても、それほど違和感は感じなかった。
ゆがんで横倒し 横バーまっすぐ入ってない
これは使えないと思ったのは2度目の夏を迎えた今年。ビーチに出かけた際に座った。ちょっと砂浜が斜めだったこともあるが、何度座っても傾いてしまう。バランスを崩し横倒しになりそうなケースさえあり、結局、荷物置き場にするしかなかった。
調べてみると、構造の中心とも言える横バーのうち、片方の差し込み口が少しゆがんでいるのだ。組み立て後すぐの段階では、地面と平行のように見えた。ところが、一度座ると、やや斜めとなり、後ろから見ると、いす全体が斜めに傾き菱形っぽくなっていた。体重が重くて負担が大きすぎたかもしれないが、耐荷重100キロと説明されていた。私の体重80キロなら十分耐えられるはずだろう。
チェアワンに買い換え
同社の製品は「全品1年修理保証」となっていたが購入1年を過ぎており、「もはやここまで」と判断。本家本元ヘリノックスのチェアワンをさっさと買った。
前のいすで組み立て方は憶えているので、チェアワンはすぐに組み立てられた。布を張る際も、ややパイプを穴に入れるときにきつめだったが、前のいす同様だった。
組立てて後ろから見る限り、横バーの差し込み口のゆがみはない。しばらく座っていたが、ゆがんで横倒しになることもなかった。もちろん、座ってやや不安定に感じるのは前と同じだ。
キャンプ座卓にも
今後、チェアワンが値段通り、ゆがむことがなく形が安定し続けるかは未知数だ。購入店の店員によると、チェアワンの類似品を買って、ゆがんだために本家を買いに来るのはよくあるケース。大きな違いはパイプの強度で、チェアワンほどの軽さで同じ強度が保たれるパイプを開発するのは難しいという。
ところで、この店員さんは面白いことを教えてくれた。「前の方の脚を倒すと座卓になるんですよ」と。やってみると、確かに座いすだ。キャンプで芝に座ったときなど、すごく役に立ちそうだ。
ちなみに、ヘリノックスは1年保証などはついていなかった。
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