8年前に入った漁港の食堂街
8年前、たった一度だけ訪れた真鶴。高台から三ツ石を眺めたりして、ランチに向かったのが、真鶴の漁港沿いに並ぶ料理店や食堂でした。料理旅館風の店頭で値段を見ると、3000円前後。観光地とはいえ、1人ランチでは高すぎるとパス。しばらく歩くと、「魚座」といういかにも公共的なレストランを見つけましたが、こちらもメニューを見ると2000~3000円台。それほどお腹もすいてないのに、と辺りを見回すと駐車場を挟んだ向かいに数軒の食堂が並んでました。
こちらは1000円台のメニューが並びますが、料理旅館風ほど趣もなく、魚座ほど新しくもなく。古い食堂という雰囲気でした。どう見ても地元相手の店。ちょっとの入りにくさを押し切って、うち1軒に入り刺身定食を注文すると、カウンターの中のおやじさんが、さくを一切れ一切れ切り始めました。
そのときの様子はこちら。
リーズナブルにとれたての魚
店の名前は朝漁亭 丼でした。
今回はお隣の食堂に
そして今回は、そのお隣の店「宵」に入りました。若手の店主、その奥さんとお母さんらしき女性の家族3人でやっているお店のようでした。テーブルが3つほどとカウンター。隣のスペースも席があるほか、外にもテーブルが2つか3つ出ていました。朝漁亭は「海女食堂」と名前を変え、元気そうな若く日焼けした女性が1人で切り盛りする店に変わってました。彼女は海女さんなのかな。
金目鯛、丸ごと1匹が煮付けに
「宵」の店頭の看板に、おすすめは煮魚定食とあります。最近、食ってないなあ、と待つことしばし15分ほど。小鉢に続いてどーんと出てきました。なんと金目鯛の煮付け1匹という豪華版。周囲を飾るのはカンパチの切り身、イナダのカマ。ランチなら、それぞれが単独でおかずになりそうなボリュームです。
なんとなくもったいなくて、油がのったカマから食べたりして、さらに切り身。少しずつつまみながら、金目鯛に向かいます。ちゃーんとダシがしみていて美味しい-。もちろん生臭みなんてまったくゼロです。ご飯がどんどん進みます。味噌汁も美味しー。
肉厚の背中、一番美味
特に金目鯛の頭の後ろ、背中側というか、ここは肉厚でホントに美味しい。ボリュームもあるし。この量だから、食べても食べても、なかなか減りません。ご飯も足りないかなと思ったけど、全くの杞憂でした。煮魚だけでとにかく満腹になります。お値段は1400円なーり。料理旅館風の半値ほどの安さ。金目鯛1匹の煮付けなんて、東京で食べればいったいどんな値段になるか想像もつきませぬ。
ドライブのついでに
車でなければビールだけど、煮魚定食のために電車で真鶴まで行かないわなあ。ドライブついでのことだから。でも、真鶴、湯河原方面にお出かけの機会があったら、ぜひお立ち寄りを。例によって、西湘バイパスを降りた先の石橋付近では行きも帰りも渋滞。あれさえなければ、もっと行くのに。ちなみに小田原厚木道路、東名、みーんな渋滞でした。新東名と湘南バイパスの先、早くつくってくれー。
0 件のコメント:
コメントを投稿