お土産廃止が相次ぐ
額面通り受け取れば、参加する株主の数が多すぎて対処できなくなったってことでしょう。昨年ぐらいから株主総会で配る土産の廃止が続いており、日産の対応もその延長線上にあるのでしょう。ただし「土産は用意」と書かれていたことには好感を持ちましたが。
個人投資家は応援団、大口とは別
それにしてもです。どうして各企業はお土産を廃止しちゃうんでしょう。日経新聞などを読むと、大手の投資家側は不公平感が強いとか、いろいろ理屈は書かれていますが、零細な個人の投資家からすれば、企業側からの心のこもったお土産、それも自社商品をもらえば、その分、応援しようかなと考えるものだと思います。人気になって、売り上げが上がれば当然株価も上がるのですから。
大口の投資家さんたちはそんなことはしないでしょ。彼らは数字で動いているだけで、商品の応援など素朴なこともしないし、株価が下がり始めると判断すれば、さっさと売り抜けるだけの話。ことさら不公平感を言いつのる存在でもないでしょう。それにお土産をやめたから配当が増えただのいう話は聞きません。
総会屋対策もなくなったはず
金融系など、自社商品が出しにくい業種はもちろんあるでしょう。しかし、食品系、たとえばキリンがやめてしまったのは、やっぱり寂しいです。ビールとはいいません、お茶ペットボトル2本の詰め合わせで十分だと思います。
総会担当部署などで、たぶん働いてるのは大半が派遣社員となり、ばたばたの準備が必要な株主総会の対応など発注できなくなったことも原因の一つだと想像してます。でも、そうなったのは総会屋などというけしからん存在が消滅し、企業は対策費用も対策の人員も減らせたはずで、その経費ぐらいは穏健な個人投資家に回してもいいのでは?
お土産あり、日産は
株主総会の招集状が次々と届いていますが、今年は「お土産は用意しておりません」って書くのが、流行みたいになってます。だから、ホント行く気をなくしてしまいます。「お土産あり」の日産自動車は出かけてみようと思ってるけど。
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