新しい「この世界の片隅に」マップも登場
「孤狼の血」マップをもらった後、「この世界の片隅に」もくださいと言うと、ずいぶん立派なマップが出てきた。昨年、銀座の広島県アンテナショップでゲットしたのが、はるかに立派で本格的な呉市の観光マップになっていた。
期せずして大ヒットした呉市が舞台の映画。呉市側もイケイケになっているに違いない。「聖地巡礼」組がヒロインすずさんの嫁ぎ先周辺をうろうろして迷惑みたいな声もあったが、それも乗り越えたようだ。
灰が峰山頂で役所、松坂、江口そろい踏み
「孤狼の血」マップは「この世界の片隅に」初期のタイプと同じ感じ。●A3判を二つ折りにしたもので、呉市と広島市、それぞれの映画のシーンとともにロケ地が示されている。役所広司、松坂桃李、江口洋介の3人が並ぶシーン。呉市内が一望できる灰が峰山頂の展望台で撮られたようだが、外国映画のような趣がある。もっとも多くはごちゃごちゃした飲み屋街が出てくることが多いので、正直あまり印象はない。呉だけでなく、広島市の飲み屋街もあちこちでロケが行われているようだ。
純喫茶ぶらじるの階段横 コインランドリーも実在
そんな中で、真木よう子が役所広司と組んで、やくざを陥れるために話をする喫茶店は「純喫茶ぶらじる」。映画は階段横という分かりやすいところで撮られており、出かけて同じ席に座ってみたら面白そうだ。松坂が阿部淳子に手当てをしてもらう薬局、2人が偶然出会うコインランドリーも実在していた。
観光案内所によると、ゲットしたロケ地マップは第2弾で、1つ前のバージョンがあったらしい。こういうものは、作られているうちに洗練されていくから、新しい方が役立つ予感がする。
大量に持ち帰る不届き者も
ところで、ネットでロケ地マップのことを調べると「※お一人の方が大量にマップを持って帰られるということで、「手渡し」と記載しているところは、受付にて声をかけて下さい」というような表記を見つけた。もしかして、そのうちプレミアがついて売ろうとでも、思っているのかしら。感じとしては、そこまでの大ヒットは望めないと思うけどね。
広島を離れる際、広島駅で前から歩いてきた男性が両手に持っているものを見たら、「孤狼の血」「この世界の片隅に」のロケ地マップ。知っている人は知っているのねえ。
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