最高値の1カ月後に安値
よほどのお金持ち、あるいは完全な余裕資金ならそれでもいいだろう。株を持っているけど、株価がどうなってるかよく知らないという人も結構いるはずだ。だが、多くの投資家にとって毎日どころか、一瞬にして変わっていく株価のことは気になるもの。DACの株価が上がり続けているといっても、1、2カ月ぐらいの短期で見れば、下がっているケースも多い。3月8日の2710円で買ってしまった高値づかみの人にとっては、4月17日の2071円なんて数字はあり得ないことだし、持っているのは恐怖以外何物でもない。結果的には5月15日は一時、2750円にもなっており、損切りすることもなく売り抜けられた可能性はあるが。
1日ならリスク少ない
これに対し、決算発表直前に買い、翌日売るという手法なら、あまりリスクを背負う必要がない。注意しなければならないのは、翌々日以降はどうなるか分からないという点。この1年ぐらいの結果だと、ほぼその後もしばらくは上がるが、第3四半期決算が発表されて最初との取引日の2月5日は大幅上昇したが、翌6日は大幅に下落している。せいぜい持って1日が身のためだ。
メルカリ上場で一瞬上がったけど
DAC株は5月15日、子会社のユナイテッドが出資しているメルカリの東証マザース上場が発表されたこともあり、一時2750円と上場来高値を記録した。しかし、その後は利益確定売りや材料出尽くし感から売られ、終値は前日比21円安の2641円で引けた。16日以降のことはやはり予測はつかないが、欲を掻かず、14日に売り抜けるのがたぶん、一番の正解だったのだろう。
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