幹にびっしり着いた白い小さな塊。せん定して枝そのものが大幅に減ってしまったのに、結構、びっしり張り付いているのです。この戦いは負け?嫌な予感が頭をよぎりました。
マシン油散布でひと安心と思っていたが
この2月、カイガラムシ掃討作戦第一段として、シルバー人材センターでせん定してもらい、風通しがよくなったところで、マシン油を噴霧しました。マシン油は機械用の油を水によく溶けるように乳化した農薬です。毒薬的な機能ではなく、油で覆って殺してしまおうというかなり単純な農薬です。枝や葉っぱが大幅に減り、むき出しになった幹に比較的容易に噴霧できました。もう安心と思いました。
1カ月後、幹にびっしり、声を失う
1カ月後、夏みかんの木を見て目を疑いました。せん定前、カイガラムシがびっしり状態だった幹近くの場所に再び、カイガラムシが見えるのです。貝殻のような白いものに覆われています。越冬した成虫でしょうか。この連中には農薬は効かないと聞きますが、まさにその通りだったようです。こそげ取るしかないようで、枝ごと切り落としました。
できることといえば、再びマシン油を散布するだけ。滞在中の3日、朝晩と噴霧しました。今後、問題になるのは越冬した成虫より、今後、生育していくであろう幼虫や卵たち。それらが死んでいてくれれば幸いなのですが。
次の観察は4月、結果が怖い
根っこにまくオルトランDXという農薬もまいておきました。粒状になっていて、2月にまいたものがそのままになっていました。まき方を間違っているのか、あれでは効果は期待薄でしょう。
夏ミカンの木は春になると、一気に枝や葉が伸びていきます。それに合わせてカイガラムシも成長していくのか。次に見られるのはおそらく4月半ば以降でしょうけど、ちょっとドキドキです。
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