山間部の国道2号に突如、砦風レストラン
砦をイメージした派手な店構え。免許取り立ての40年ほど前、周辺に人家もなく夜通ると、真っ暗な中に派手なライトが突然、浮き上がりびっくりしたものだが、雰囲気は今も変わらない。人工の滝を作ったり、散策路を作ったりと、食事以外の工夫も施されてる。
店内は古い古民家風にイメージされている。直径1メートルもありそうな大きな梁。いぶされ良い色合いになった柱や壁。冬、畳の部屋には掘りごたつが置かれているほか、屋外で食べるコーナーも掘りごたつで食べる趣向になっている。
山賊焼きに山賊むすびをがぶり
1人なのでカウンターっぽい席に座った。注文はもちろん山賊焼きと山賊むすびだ。ちょっと不安があった。量的にすごくて、以前は食べきれなかったり、胃もたれ胸焼けで苦しんだりと。でも、お腹はすいているし何となくいけそうな予感もあった。
待つこともなく、すぐに食べ物が運ばれてきた。太めの竹串に刺された鶏肉をがぶり。甘辛いタレが口の中に広がる。肉は柔らかめ。ちょうどいい硬さでジューシーな味わいだ。今度は山賊むすびをがぶり。全体が海苔に包まれた大きなおむすびで、甘辛い味が残った口の中に、ご飯が混ざってさらに美味しさが増していく。
あんなに大きいのに食べられちゃった
山賊焼きは、味が多少、濃いめかなとも感じるけど、東日本だともっと濃い味が普通だからそれほどでもないかな。量的にもそれほど大きくないので、若い人だと軽く食べられちゃう感じだ。
隣にご高齢の夫婦連れが入ってきた。「おにぎりが食べられなかったら持って帰ればいいわ」と言いながら、2人とも山賊焼きと山賊むすびをオーダー。
さて、こちらはおむすびの仕上げにかかります。おむすびの具は1種類と思い込んでいたけど、食べ進むうちに鮭、昆布、そして梅と3種類とぶつかった。その都度、味が変わるので、飽きずに食べ進んでいく。3種類目を食べたところで、ダイエットにも胃にもさすがにやばいと食べ残した。といっても、残ったのは10分の1ぐらいの量で、単なる形だけ。
実はこの段階でも、別に満腹とかもう食べられないって状態ではなくて、食べようと思えば食べられた。不思議なもんだ。
首都圏に進出しないかな
さてお値段はというと、山賊焼きが789円、山賊むすび519円です。 岩国市郊外という場所柄を考えると、合わせて1300円を超えるランチはちょっと高めかも。でも、満足度は高いです。そんなこともあって、いつもにぎわっているんだろうな。
うどん、餃子、ヤマメの塩焼きなどのメニューもある。店舗は玖珂店のほか、周辺に2店舗あります。地方初の鶏肉料理と言えば、首都圏進出(横浜だけど)を果たした香川県丸亀市発祥の「一鶴」が人気だけど、山賊も進出してみたら、と無責任なことを考えた。
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