2018年2月27日火曜日

東京で吉本デビュー 1時間ちょっと笑わしてもらいました

 2017年夏、お笑いの本場大阪のなんばグランド花月で吉本ライブデビューを果たしましたが、今度は年の瀬に東京新宿で「ルミネtheよしもと」デビューを果たしました。大阪なんばほどの迫力はない感じでしたが、平日のためか余裕のある雰囲気で1時間少々、笑わしてもらいました。

空きは十分、当日に11列目確保


 16時開演の1時間ほど前に到着しました。最近、新宿を歩いていないので、ルミネのどこかいなと若干焦りましたが、ルミネ新宿2の7階までエレベーターで上がります。特に問い合わせなどはしていませんでしたが、空きは十分あるようで「J11」という比較的、前の席をゲット。2500円でした。



東京も飲食自由


 開場して間もなく若手のバビロンというトリオの前説。なんば花月では飲食自由と知っていたのでビールなどを買う長い列に並び、ほとんど前説は見ていませんでしたが、今回は落ち着いて見てました。すると、こちらルミネ吉本も飲食自由と知りました。吉本の方針なのかしら。
 それと、「開演後」は「写真、動画、録音ダメ」と強く訴えます。つまり、前説はいくら撮ってもいいという意味でした。これも新知識。演技が終わってステージから誰もいなくなっても、写真は一切ダメという松山バレエ団という不思議な人たちに会った経験もあるけど、こちらは何と自由。というか売り出し中の芸人が見てもらおうとするのは当たり前ですな。



たまたまだけど皮切りは「ライセンス」


 スタートはライセンス。平日の真っ昼間にお笑いを見に来る客いじりは、同じ平日に出かけたなんば花月と同じでした。続いてしゃべくりのパンクブーブー。スピードあふれるお笑い。ライセンスと同様、テレビでおなじみの顔ぶれでした。3番手は元アマレス選手というくまだまさし。よく知らない芸人さんです。ピンでの芸で、お客さんをステージに上げての展開。正直、あんまり好みじゃないんだよなあ。

村上ジョージの大声にびっくり


 次のアインシュタイン、コマンダンテはともによく知らないコンビ。笑いも中だるみ気味なのは仕方ないか。ラスト3人はおなじみの人たちでした。しずる、ロバート、締めは村上ジョージの1人漫談でした。いつおぼそぼそ話す人と思っていた村上が、やたらでっかい声でしゃべるのにびっくり。突然の大声にびっくりしますが、さすがに芸人さん、声がよく通る。
 後ろを振り返ってみると、後ろの2、3列が空席。吉本といえども、平日はこんなものなんですねえ。東京だと大阪以上の動員能力がありそうな気もするけど。休みが土日に集中して平日休みを取らない日本人。やっぱ働き方改革が必要ですね。

舞台袖に戻る芸人さん、怖い顔


 1時間ちょっとの舞台(でいいかな)。飲み食いすることもなく終わってしまいました。なんば花月なら、ここから吉本新喜劇がスタートしますが、こちらは本日これにて終了です。最初から最後まで爆笑に包まれたわけではありません。それなりの充実感で笑えました。体力を考えとちょうどいいかも。終わると、エレベーターを使わずぞろぞろエスカレーターで降りていきます。たくさんのお客さんでにぎわうルミネ。下るごとに吉本客とほかのお客さんが混じっていきました。
 ところで、これはなんば花月でも感じたことなんですが、出番を終えて舞台袖に戻る芸人さん達の顔が結構、怖いのです。客席を向いた顔とは全然別物。笑わしてくれるけど、本人達は絶対笑ってないってことなんでしょうね。


2018年2月26日月曜日

薬でエイズ予防の試み

 1980年代、エイズが登場してきたとき、治療法がない不治の病としてものすごい怖がられようでした。それが、ウイルスをやっつけるAZTなどの薬剤の開発で、治らないまでもウイルスのコントロールが可能となり、そう簡単には死なない病気となりました。しかし、人にうつすこと、それもセックスを通じてうつすという特異な性質から、怖い病気としての位置づけは変わっていません。ところが、セックスを通じた感染さえも薬で予防してしまおうという試みが世界中で始まっています。登場から40年近く、人類はエイズを克服しそうな雰囲気です。

健康な人に抗ウイルス薬 ただしリスク高い人


 鍵となるのは、抗ウイルス薬「ツルバダ」。エイズウイルスが増殖するときに必要な逆転写酵素の阻害剤で治療薬として使われています。ではどう防いでいくのか。エイズにかかっていない健康な人がこの治療薬を毎日、服用するのです。もちろん、世の中の全員が服用するのではなく、多数の相手と性行為をする人や、性産業で働く人などが対象。言い方は悪いけど、よーするに男性同性愛者や風俗の人たちがのむのです。米疾病対策センター(CDC)によると、9割の感染が防げるのだそうです。
 
 エイズに感染していない人がエイズ感染者とセックスをするというのは、かなりの度胸が必要というか、無謀でもあります。愛し合ったカップルの男がエイズ感染者で、洗浄した精子を使って体外受精し子どもを作ったなどという例がありましたが、今回の新手法だと、子作りにはセックスを楽しんでということになります。




逆の危険が起きるかも


 その一方で朗報なのか、危険なのかよく分からない点もあります。それはコンドームを使わない生のセックスです。エイズやほか性病のもっとも有効は感染防止手段は物理的に病原体の侵入を防ぐコンドームでした。しかし、うつらないと分かれば、妊娠の可能性がない、ゲイの人たちは心配なく生セックスが可能になります。ピルで妊娠しないようコントロールしている風俗嬢もいわゆる「生中出し」を強いられる危険があります。
 エイズ感染者の減少傾向が頭打ちとなり、次なる一手として考えられたことのようですが、ほかの性病が増えるなどの副作用を心配する声もあります。

朗報でも、いずれ新しい病気も


 性病の一種としてスキャンダラスな扱いを受けてきた病気が、ほぼ克服に近づくとは驚きの気分です。梅毒、淋病は相変わらず猛威を振るっているようですが。それにしても登場当時のあの差別的な扱い。現代の黒死病などという恐ろしげなネーミングさえありました。とにかく朗報と言えば朗報。でも、いずれ新しい病気が出てくるのでしょうけどね。



2018年2月24日土曜日

カタリナ・ビットの完全ボディ 平昌ワンツーの10代ロシア勢の未来は

 大方の見方通りザキトワとメドベージェワのロシア勢ワンツーフィニッシュで終わった平昌五輪のフィギュアスケート女子。実力も上回っていますが、宮原、坂本の日本勢と比べると、美しさという点でも一枚上。特にザキトワは15歳にもかかわらず、大人の色気さえ醸し出しています。おまけに巨乳。そんなことを考えていたらふと、かつてのフィギュア女王、カタリーナ・ビットのことを思い出しました。雑誌PLAYBOY(プレイボーイ日本版)1999年1月号に掲載されたヌードの美しさといったら。







平昌五輪優勝のザギトワ

優雅な演技で伊藤みどりら圧倒


10ページとわずかですが、大きくて形のよい乳房、引き締まったウエストなど、まさに完全なボディ。「完全ヌード」と銘打っていますが、完全に脱いだという意味ではなく、驚くべき肉体のことを指すのでしょう。1984年サラエボ 1988年カルガリーの2つの冬季オリンピック女子フィギュアスケートを連覇。カルガリーでは伊藤みどりのトリプルアクセルに対し、難しいジャンプこそ飛ばないものの優美な演技で伊藤らを圧倒しました。露出が多いフィギュアの衣装とはいえ、こんなボディが隠されているとは想像もできませんでした。

「恐竜100万年」のラクエル・ウェルチみたい


 このとき、年齢は35歳前後。撮影はハワイで、雄大な自然をバックにした姿は、映画「恐竜100万年」でワイルドなビキニ姿を披露したラクエル・ウェルチをほうふつとさせています。掲載写真は引退して10年ほどしての撮影で、もちろん現役時代よりは肉がついているでしょう。でも丸みを帯びた分、女性としての美しさが増しているように見えます。ここまできちゃうとエッチだとかいやらしさとかという言葉とは全く無縁。生きた彫刻のようでもあります。

旧東ドイツのヌーディストビーチに通ってた


 ビットはプレイボーイのインタビューで「元々自分の体が気に入っていた。ヨーロッパでヌードは特別なことではない。東ドイツのヌーディストビーチにも通った」と答えていました。共産党支配時代の東ドイツにヌーディストビーチがあったこと自体、驚きですが、彼女の一糸まとわぬ姿を見た一般の人も驚いたことでしょう。  ジャンプ技術が得点の中心となり10代以外では活躍が難しくなった女子フィギュア。ビットのような大人の魅力で勝負するスケーターが評価される日は戻ってくるのかな。(もっともビットはサラエボ五輪当時18歳だったみたいだけど)

大人の女性への脱皮は


 さて、ザキトワに18歳のメドベージェワの今後は?ロシア勢は若くして活躍するものの20代近くになると、途端に輝きを失ってしまいます。ソチ五輪金のソトニコア(当時17)にリプニツカヤ(当時15)、ともに五輪後、スケートの舞台から姿を消してしまいました。今はいったいどうしているんでしょう。イタリアのコストナーが30をすぎても活躍し平昌でも5位入賞、日本勢でも20を過ぎたら即引退ということはないでしょう。ロシア勢が少女から美しい女性へとうまく脱皮できるのか、というか、そうなったら、ビットのように美しい肢体を見せてほしいものです。


2018年2月22日木曜日

運転のシステム監視しかない 無謀ドライバー抹殺のために

 バックミラーを見た時、青いスポーツカーがぴったりと後ろにくっついていた。ほとんどあおりに近い車間距離。恐怖すら感じる。事故にはなっていない。しかし、こういう無謀な手合いからは運転免許証を取り上げるべきだ。そのためにはドライブレコーダーを標準装備とし、走行データを常にシステムに送らせ監視する。技術的には可能だろう。このような殺人予備軍の存在を抹殺するには、プライバシーには目をつぶるしかないのではないか。


あおり車が左からの追い越し あわや事故に


 上野方面から首都高中央環状線を浜崎橋方向に向かっていると、汐留付近で迷惑な青い車に気づいた。渋滞とは言えないものの交通量は多く、すぐ前方にも車。スピードを上げて引き離すわけにもいかない。速度は60キロほどしか出ていない。
 まもなく3車線となり、左は羽田、湾岸線方向、中央と右車線は芝公園、渋谷方向へとの案内。鬱陶しいの追い越させそうとウインカーを出して左に出るまさにその瞬間、左目に青い車の姿が入った。「やべっ」と慌てハンドルを右に戻す。幸い60キロぐらいだったので、車は左右に揺れたものの、コントロールは失わず、事なきを得た。

もしぶつかっていたら


 青い車は追い越した後、すぐに右車線に入り、前方の車の真後ろにぴたっと張り付いたまま、目黒、渋谷方向に走っていった。もっとも左右前後、車がびっしり走っており、とても追い越せそうにはなかったが。
 それにしても、あのドライバーは何を考えていたのだろうか。あんな余裕がない道路で左からの追い越しとは。こちらはわざわざ先に行ってもらおうとしていたのに。気づかずに左ハンドルを切れば接触して、その後何が起きたか分からないし、こちらもコントロールを失って、不測の事態になったかもしれない。とにかくヤツがぴたっと張り付いたことがすべての原因だ。

多分、超高級車のGTR


 一体どういうことができたんだろう。車の速度を思い切り遅くしてやるか。渋滞が発生し、最後方が追突される危険を引き起こすことになるが。それよりも、ヤツのようなドライバーを根絶するのが一番としか思えない。
 青いスポーツカーは日産のGTRだったようだ。中古か新車かは知らないが、新車だとへたすりゃ1000万円を超える高級車。エンジンも1000馬力とかいうばかげた車だ。それだけの車に乗るのだから運転は上手なのだろう。しかし、他人に事故を誘発させるような運転は断じて許せない。

ヤツらは教育しても直らない


 少し前、あおり運転など、迷惑ドライバーによって誘発された事故が問題になった。たぶん、この種の人間は教育しても直らない。自損事故を起こして死んでもらうのを願うのみだが、他人を巻き込む危険性もとても大きい。予防策はただ1つ。運転のシステム監視だ。高齢者ドライバーのばかげた事故も、迷惑ドライバーも見つけ出すことができるはずだし、技術はその程度が簡単にできるぐらいまで進んでいるはずだ。

2018年2月21日水曜日

もっと生きたくなった 美味しすぎる神戸牛ステーキ食べて

 美味しい物は食べたきゃお金を出さないと-いい年をして、こんな当たり前のことを言うなんて情けないけど、そうとしか言えないなと思ったのが、神戸牛ステーキモーリヤ凜で神戸牛のリブロースのステーキを食べたときのこと。香ばしい表面に甘さを感じさせる脂身。それもベタベタではなくあっさり。快楽としかいいようがない時間があっという間にすぎていきました。少し前、少々というかかなり重い病気にかかりましたが、こんな美味しい物を食べちゃうと、マジもっと生きたいと思いました。


三宮のモーリヤ凜


 神戸に立ち寄ったとき、ふと本場のステーキを食べてみようと思いました。全国でチェーン展開しているお気軽なステーキ店ではそれなりに食べていますが、本格的なステーキそれも鉄板焼きを食べる機会などわが人生においてほぼ皆無でした。特に知ってる店があるわけではなく、ネットで検索、最初に目に付いたのが、JA全農兵庫直営の神戸プレジールというステーキ店。公的機関経営なら間違いなかろうと電話すると何と閉店中。但馬牛を神戸牛と偽って販売し、営業停止に追い込まれたようです。次に見つけたのがモーリヤという店。神戸でも老舗の雰囲気があります。本店に電話すると、予約で一杯なのでメニューも中身も同じの向かいの「モーリヤ凜」に連絡して言われました。電話するとOKの返事。早速出かけました。

ほとんどモーリヤロード


 生田神社の通じるいくたロード。道路にかかるアーチにステーキのモーリヤの看板。左右に本店、三宮店、凜と並び、ほとんどモーリヤ通りの趣です。雑居ビルの2階、エレベーターで上がると、全く違った雰囲気のシックな入口があります。中に入ると、左右に7、8人が座れる長い鉄板焼きのカウンター。先客はひとカップルだけで、「なんだすいてるじゃん」と独り言。

http://www.mouriya.co.jp/lin/index.html


神戸牛をオーダー、ただし極上ではなく


 メニューは神戸牛とモーリヤ厳選牛にわかれ、ランプのほか、リブロース、サーロイン、フィレがあり、それぞれ1ランク上の極上が用意されていましたが、ここは凡人らしく高い神戸牛ながら2番手のふつーの(意味不明だけど)神戸牛のコースを頼みます。肉の味が違うのでという店員さんのアドバイスを聞いて、フィレ130グラムと、リブ180グラム。モーリヤ厳選牛だと値段は半分ほどだけど、せっかくの神戸、ここは思い切りよく。前菜とパンライスがついたBコースだと、値段は1万円を軽く超えます。
 コックさんが登場し、目の前にまな板に載ったフィレとリブ。薄暗い室内ですが、照明を調整しているのかとても美しい。特にリブの差しの入り方は見事です。まずじっくりニンニクの薄切りを炒めます。スープに前菜、パンなどが出ますが、何の興味もわきません。

フィレ、「柔らかい」、「うまい」


 焼きの最初はフィレから。半分に切った物を焼き、切り分けた一切れがステーキ用の皿に置かれます。ひとくち、「柔らかい」、「うまい」という言葉が出てきます。塩、こしょう、わさびに、2種類のタレが出ていますが、塩を少しつけるだけ、調味料の必要はありません。二口目、やっぱうまい。でも美味しい物を食べるのに時間はかかりません。続いてリブ。あまり厚さがなく大丈夫かなと思ったりもします。フィレと違って、コックさんは脂身の量などで決まっているのか、大きく3つぐらいに分け、ステーキ部分が最初にお皿に載りました。

リブ、美味しすぎて言葉が出ず


 食べると、これがめちゃ美味しいのです。香ばしい表面に甘さを感じる脂身たっぷりの肉。それでいてあっさりした舌触り。こんなリブって食べたことがありません。美味いという言葉が出ず、思わずにやついてしまいました。多分、わが人生の中でもっとも美味しい牛肉なのかもしれません。もちろん柔らかく、口の中で溶けるようでもあります。
 リブはちょっと肉の厚みが薄く感じましたが、むしろそれがいいみたいです。勝手な想像だけど、もっと肉厚だと歯ごたえとかが違った物になる気もします。至福の時間は短いというか、あっという間に食べ終わりました。
 リブの脂身の部分は小さく刻まれてからからにして、もやしと一緒に炒め物。これも美味でした。

今まで食べた牛肉って?


 これは全く予想外だったけど、頼んだパンが美味しいこと。クルミの入ったパンと小さなフランスパンですが、どちらもステーキによくあい、いくらでも食べられる気がしました。きちんと合わせた結果なんでしょうね。
 しかし、ここまで美味しい物を食べてしまうと、じゃ今まで食べた牛肉って何だろうと思います。低価格でも美味しいと感じた物はありますが、明らかに別物。赤身の多い米国などのリブなども私の経験の範囲内では、違った食べ物と考えた方がいいと思います。
 それにしても、美味しい食べ物は人生を楽しくするものなんですねえ。食べ物をまったく受け付けられなくなった厳しい抗がん剤治療とその後の味覚障害を経験して、ほとんど興味を失っていましたが、美味しい物が食べたい、そのためにはもっと生きていたいと意欲がわいてきました。不思議なものですねえ。
 

2018年2月18日日曜日

カイガラムシ、根絶戦を開始 夏みかんを取り戻すために

 すす病に取り付かれたわが実家の夏みかん。わずか1本の木で1年間300個以上も汚れのない実がなっていたが、数年前から100個がせいぜい、それも8割はすす病におかされ黒い斑点で覆い尽くされたり、腐ったように真っ黒になったりの出来損ない。そこで、復活を目指すことにした。すす病の原因となるカイガラムシを根絶やしに追い込むこと。2017年、散発的な攻撃を加えたが、圧倒され全く効果がなかった。そこで、彼らがまだ未熟な冬場に根絶戦を仕掛けたのだ。勝利をおさめることができるのか。


幹を埋め尽くす白い虫


 この2、3年駆除についてはネットでいろいろ調べてきた。カイガラムシが成虫となる春以降は眉のような物に覆われるため薬物が効かず、中には「テデトール」(手で取る)との意見さえあった。実際、幹にびっしり張り付いたカイガラムシ集団をこそげ落としたりしたが全く効果はなく、しばらくすると、それ以上に幹を埋め尽くしているありさま。 秋風を聞いても決して衰えることなく、正月明けに夏みかんを収穫した際も、むしろ夏場よりひどいくらいの発生量だった。

まず葉っぱと幹のせん定


 根絶作戦は2段構えだ。収穫後、料金の安いシルバー人材センターに依頼し、葉をせん定してもらった。来年の実りのことを考え、せん定量はある程度とも思ったが、枝の先までびっしりと埋め尽くしているのを見て、できるだけ多く切ることにした。結果は次の通り。10分の1ぐらいまで葉っぱが減った。これぐらい葉っぱがあれば20-30個はなるでしょうとシルバーの庭師さん。きれいなものが10個もあれば、ジャムが瓶10個ほどできるのでまったく問題ない。
 せん定された枝や幹を見ると、先の先までカイガラムシ。日当たりの良いところは嫌うと言われていたがまったく意に介さずって感じ。幹の途中から上に伸びる枝も役に立たないという庭師さんの意見を聞き、どんどん切ってもらった。

せん定前の夏みかん、葉がびっしり
せん定後、すっきり

マシン油製剤とオルトランDX


 風通しがあまりにもよくなったところで農薬の散布だ。近所のホームセンターで聞き、2つの農薬を準備した。1つがマシン油製材、もう一つがオルトランDX。マシン油はいわゆる機械油を純化したようなもので、よーするに木の表面のワックスとなり幼虫を窒息死させるようだ。ネットでどこを見ても「こいつが決め手」みたいに書いてある。窒息死させるしかないなんて、なんちゅう虫だ、カイガラムシは。

 実はミカンの木があるのは西日本の実家。最初は現地で買おうと思ったが、ホームセンターに電話したところ「あと1個だけ、この時期だけ売れる農薬で、今後入荷するか分からない」と言われる。やっぱりミカンは西日本。首都圏の近所のホームセンターはたくさん並んでいた。だから購入して、持って行ったという次第。
 オルトランDXの方は根っこにばらまいて吸収させる仕組み。まあ、木の大きさから見てなかなか難しそうだ。


蓄圧式噴霧器でびっしり散布


 マシン油噴霧用に600円ほどの蓄圧式の噴霧器を買った。ピストンを30回ぐらい押し込み、空気を圧縮してその勢いで噴霧する。農薬の散布など生まれて初めての経験だ。説明書に30倍から50倍に薄めろと書いてある。噴霧器に50CCほど入れ、水を入れてよく降る。油なのに水で薄めるのか?と未だに疑問だが、とにかく混ざり合ったところで、噴霧のスタートだ。
 広くばらまこうとしたが、何となく効果がなさそうなので、それぞれの幹、枝、葉に集中してびっしり隙間なくまいた。少なくとも幹表面は全部、マシン油で覆った。先端部分にある葉っぱはどれだけ覆えたか疑問だが「裏にもまいて」というホームセンターのアドバイスでできるだけ、かけるようにした。50CCを計3回。水の量にして約4リットルぐらいを噴霧した。毛糸の帽子にマスク、軍手にカッパと一応、防備したが、特段、臭いもせず、あまり負担は感じなかった。


交通費が一番大きいかも


 最後にオルトランDXをばらまいて終了。枝や葉っぱを落としていたため、トータルで1時間ほどで終わった。さて、どこまで効果があるのか。カイガラムシのヤツらを根絶できるのか、春先になれば分かるはずだ。ここまでかかった経費はせん定に9000円。農薬と噴霧器に3000円ほど。もっとも大きいのは出かける交通費。往復4万円。我ながらよくやるわ。

2018年2月16日金曜日

情熱の一夜を過ごすのに最適かも 神戸北野ホテル

 ラブラブな彼女(彼氏)と心地よい部屋で情熱の夜をすごしたいとき、最適とも言えるのが神戸北野ホテルでしょう。おしゃれな神戸の観光スポット北野のやや外れの位置にあるトアロード沿いの中規模ホテルですが、かなりカップルを意識した造り。情熱の一夜なら、ラブホでいいじゃないかという意見もありますが、それに飽き足らない裕福なカップル向けのお話。もちろん余裕がなくても、ちょっと無理するのもいいかも、と思うぐらいの充実ぶりです。

夜、とてもおしゃれな外観

シティホテル、しょせんはビジネスマン向け


 1980年代後半のバブル真っ盛りの頃、クリスマスの朝、東京都心のシティホテルのフロントは、チェックアウトの若い男女が列を作っていたといわれ、バブルを実感したものでした。でも、今考えると、あのシティホテルという存在はカップル向きだったとは思えません。
 スイートルームに泊まれるほど裕福なら別ですが、通常はスタンダードツインかダブルというところでしょう。30平方メートルほどの部屋。ダブルを求めても圧倒的にツインの部屋が多く、回ってくるのはツイン。基本が高級ビジネスマン向きの造りなので、バスタブは1人は入れればせいぜい、おまけにトイレも同じ室内にあるユニットバス。広さは違っても、バスルームの造りは中級ビジネスホテルと変わりません。

 ニューオータニ、全日空、どちらも消滅したけど赤坂、六本木のプリンスホテル、当時カップルに人気のホテルはどこも似たり寄ったりです。スタイリッシュであっても、わくわく感はありません。今はコンラッドなど海外組が多数進出していますけどね。そちらは正直、よく分かりません。

心豊かなひととき オーベルジュ


 さて、神戸北野ホテルはどうでしょう。かつて中級のビジネスホテルでしたが、阪神大震災で被災後、建て直されたホテルはとてもシックに変身しました。ホームページは

「美食を愛でる、心豊かなひとときを過ごしていただきたい」
「その思いをコンセプトに生まれたオーベルジュ」
「世界一と称される朝食をはじめ」、
「一流のおもてなしの心で、訪れる人を至福の時間へといざないます」

つまりは美食が楽しめるシティリゾートをとても意識したコンセプトです。

可愛いソファのセット


 自動ドアでない戸を押して入ると、こぢんまりしたホール。左手がフロントで正面はレストランのダイニング 「イグレック」です。チェックインを済ませて右手のエレベーターから客室に向かいます。中央が吹き抜けになっており、イグレックを見下ろしながら廊下を歩いて客室に入りました。
 スタンダードツインルームで、入ってすぐかわいらしい応接セットが目に飛び込んできました。肘起きまでカバーが掛かるシックな造りの椅子。間には丸テーブル。奥にベッド2つが並びますが、くっついていて大きなダブルベッドの感じです。

なんとも可愛らしい客室内

2人入っても余裕のバスタブ バブルジェット付き


窓の外は民家。周囲が住宅地なのでこれは仕方ないことかな。高層ホテルだと趣が変わってしまいますし。データを見ると、30平方メートルほどですが、あまり広さは感じません。肌を合わせていることが多いラブラブカップルにはちょうどいい広さかも。

 バスルームは充実しています。バスタブ部分は全面ガラスで仕切られていて、面倒なシャワーカーテンを使わずに済みます。洗い場もある上、バスタブは広く2人入っても余裕。バブルジェットもついていて、ジャグジー気分も楽しめます。お気づきのように、ラブホのコンセプトが影響してそう。

2人入って余裕の広さです

トイレにも工夫


 残りの部分が洗面台とトイレ。トイレは別部屋にはなっていませんが、くぼんだ場所にあり、バスルームの戸を開けただけでは見えないようになっていました。いくらラブラブとはいえ、トイレの姿は見られたくないもの。どちらかが風呂に入っていても、トイレが使える工夫のようです。
 これに「世界一」が売りの朝食。そうそう、テーブルの上にあったクッキー、備え付けのコーヒーも美味。

情熱の時間プランをご提案


 部屋の広さからいって、室内で夕食はちょっともったいないでしょう。ルームサービスがあるかどうかは知らないけど、オーベルジュに泊まっているのだから、ホテル内レストラン、あるいは少し歩いて三宮、北野界隈でいくらでも食べられます。

 そこでプランのご案内。観光を終えて夕暮れ前にチェックインしたら、まず情熱の時間。夏場ならひとシャワーを浴びて。

 食事に出かけて戻ってきた後は、2人でゆっくりバスタイム。ボタンを押すと5、6分でお湯は適量。すりガラスの窓で温度が交換されるためか、熱気がこもらず、結構長目の入浴が可能です。惜しむらくは外国の風呂のようにバブルジェットで泡泡になる入浴剤やボディシャンプーが用意されていないこと。泡で満たされたお風呂は特に彼女に満足してもらえそう。
 風呂上がりはくつろぎの時間。着心地のいいタオル地のガウンでゆったり。ホテルでは珍しくパジャマも用意されていました。

「世界一」の朝食までたっぷりの時間


 残りは2人きりの本格的な情熱の時間。「世界一」の朝食までいくらでも時間があります。体力があれば、何度でも新しい世界に飛び立てるでしょう。人によっては声が聞こえないかと心配の向きもありますが、ラブラブカップルが多いホテルの雰囲気からいって、大目に見てもらえそうです。

 朝食の時間はチェックイン時に決める仕組み。前日、翌朝の食事を考えるのは少々、面倒ですが、世界一ということで我慢。でも時間が決まっていると、その前後で午前中の情熱タイムが有効に過ごせます。チェックアウトは12時と遅め。バスタブにつかりすりガラス越しに差し込む太陽の光のもとで2人が一体となって目一杯楽しい時間も過ごせます。

本格カップル向けホテル


 少々、難を言えばPCを置いて作業をするようなデスクがないこと。そのためか、コンセントはあっても、スマホ充電のための適当な位置のコンセントは見つかりませんでした。
 というわけで、日本にもカップルで楽しめる本格的なホテルが登場してきたように感じます。ただし、観光やビジネスで宿泊だけが目的、もしくはカップルでもお互いが空気のような関係だと、これらの設備はむしろ鬱陶しくなるのでおすすめしません。あくまでも幸せなラブラブカップル向けなのです。

2018年2月14日水曜日

五輪もアメリカファーストか 3つのメダルがなんで重なるのよ

 金正恩の妹の突然の訪韓など空前の政治オリンピックとなった平昌冬季五輪。4日目の2月12日夜、私だけでなく多くの五輪ファンはチャンネルの移動でとても慌ただしい時間を送ったのではないか。いずれも日本がメダルを期待するフリースタイルスキー男子モーグルとスピードスケート女子1500メートル、ノルディックスキージャンプ女子の3種目がほぼ同時に放送されていたからだ。特に銀メダルに輝いた1500の高木とジャンプ高梨の1回目がほぼ重なり、テレビが2台、あるいは3台ないと、どちらを見るのか選択を迫られたはずだ。多くの種目が行われる夏の五輪ではよくあることとはいえ、いずれも午後10時を過ぎた遅い時間帯。日本と時差がない韓国の五輪とはとても思えず、ヨーロッパや米国で開かれている感じさえする。五輪もアスリートファーストならぬトランプが主張するアメリカファーストなのか。


スケート1500はテレビ東京


 午後9時ごろ始まったモーグル決勝は、12人が残る1回戦で遠藤がトップのほか3位に原、6位に世界選手権覇者の堀島が入り、否が応でも期待が高まってくる。6人が残る準決勝が始まるころ、ジャンプと1500メートルの開始が近づいてきた。
 東京では、ジャンプがNHK第1、スケートがテレビ東京(珍しく)、モーグルがNHKBS1がいずれもライブで中継。記憶は曖昧だが原1人が残ったモーグル決勝が始まったときは、スケートもジャンプも始まっていた。

高木銀メダル、高梨1回目は見送り


 午後10時20分ごろ、モーグル最終滑走の原がミスらしいミスもなく滑走を終え、3位に食い込み、この種目日本男子初の銅メダル獲得。しかしこの間、ジャンプの岩淵ら日本選手2人の競技を見逃す。一方でスケートも始まっている。チャンネルを切り替えたとき、2組目の小平は滑り追えた後だった。
 スケート競技は進み、いよいよ高木登場の最終14組スタートが近づいてきた。しかしジャンプは高梨が飛ぶ。結局ジャンプはまだ1回目とあきらめ、高木の滑走を選ぶ。わずか1分54秒ほどのレース。最高タイムを出しているオランダのブストとほぼ同じタイムで競っている。10時45分ごろ、高木が最終コーナーにさしかかり、応援に力がこもる。たった0・2秒差で銀メダル。嬉しいのか悔しいのか分からない高木の表情を見ながら、チャンネルを切り替えてジャンプへ。ようやくチャンネルを切り替えずに楽しめる。高木のインタビューは聞きたいところだ。

低空飛行の男子陣思い浮かぶ


 11時45分過ぎ、アルトハイム、ルンビがトップに立つ高梨とは次元の違うジャンプを決め、銀、金を獲得、高梨は銅メダル。今シーズンのワールドカップ通りの成績。今季の成績から金は無理だろうと思っていたが、レジェンド葛西を除けば、ずっと低空飛行のままの男子ジャンプ陣のレベルと重なって見えた。黒人選手が本格化したときの日本女子マラソン陣のことが頭に浮かんだ。それにしても24時前。もう日付が変わりそうだ。

人気種目は欧米の時間帯


 なんでこんな窮屈なのか。昼間から夕方にかけ、あまり競技が行われていない。一般に午後2時ごろから8時ごろというのが競技時間だろう。ところが、競技の時間帯を見ると、どう考えても欧米に合わせているとしか思えない。フィギュアスケートやスノーボードは米国で人気らしく、ゴールデンタイムの時間帯に合わせてか平昌の午前中に競技が行われている。ジャンプやスピードスケートは欧州に人気があるらしく平昌で夜の時間帯だ。
 通常の時間帯にやっておれば、スケート、ジャンプ、モーグルがこんなに重なることはないだろう。1種目ぐらい深夜にずれこむことはあるだろうが、みんな午後10時過ぎての決着など異常すぎる。よーするに現地に実際に出かける地元の人は無視されたわけだ。

地元選手が時差調整


 選手も同じだ。フィギュアやスノボの米国選手は時差調整が不要かもしれない。アメリカでやっているのと同じ時間なのだから。同様に、欧州のジャンプ、スケート陣もだ。競技時間帯は欧州時間。なんと、時差のない地元韓国や日本、中国の選手が時差調整を求められるという変な状態になっているのだ。フィギュアは午前中に行われることはまずないし、スノボも同様。ジャンプやスピードスケートが夜に行われることがあるが、深夜に近い時間帯はあり得ない
 開催地の国民が無視され、開催地の選手が時差調整を余儀なくされる。いつから、こんな変なことになったのだ。

しょせんはマネー、米テレビの意向強く


 原因をどこにあるのか。お金の話が浮かんでくる。日経新聞はテレビ局の米NBCが2014年ソチから32年夏季まで10大会分の米国向け放送権を、約120億ドル(約1兆3千億円)で獲得済み。こうした多額の放映権料を払う米テレビ局の意向を無視できないとする。つまり米国人人気のスポーツはアメリカ人の都合のいい時間帯、アメリカファーストになってしまうというわけだ。
 五輪をやる側からすれば、競技施設の建築、運営に金がかかるから放映権料が大事だというが、それでは本末転倒だろう。できる範囲でやればいいこと。そんな巨大化、肥大化など誰も望んでいないはずだ。

2020東京も決勝は夜中と早朝か


 このままでは2020年東京五輪がとても心配だ。真夏のくそ暑い時期にやるためにマラソンなどとても心配だが、それ以外でも、米欧用の競技時間を強いられそうだ。だけど、ロンドン五輪の時、イギリスは米国用の時間設定をしていたのかな。なーんか気になる。

2018年2月12日月曜日

マイナンバー、国はあまりにも不親切 必要なのはカード

 2016年1月から始まったマイナンバー制度は、今年2018年から銀行など金融機関の預貯金、証券取引などの情報とマイナンバーの紐付け管理がスタートした。具体的な仕組みはともかく、個人の資産情報が国税など行政当局に筒抜けになる仕組みができあがったようだ。
 だが、その基本になるマイナンバーの運用に関して、国はあまりにも不親切な対応をしてきたのではないかという疑問がある。一言でいえば、各個人にとって必要となるのは、マイナンバーではなく、マイナンバーカードもしくはマイナンバー通知カード。つまり使う場面では、事実上のIDカードが要求され、マイナンバーを憶えていてもほとんど意味がないということだ。多くの人はそうは思っていなかったはずだ。ナンバーを知っておけばいいと。
 IDカードが必要ならば、免許証や健康保険証のように最初から作ればいい。なぜそうしたまともな対応ができないのか。

通知カード?誰も必要とは思わない


 マイナンバーの通知カードが届いたときのことを皆さん、記憶があるだろうか。封筒に入ったぺらぺらの紙。誰も「カード」とは思わない単なる紙だ。当時、写真を送ればマイナンバーカードを無料で作るという説明がなされていたという記憶がある。周囲の誰も、作っていなかった。それが今になって困惑の原因になる。

行方不明の人も多く


 昨年末から今年にかけ、金融機関からマイナンバーカード、あるいは通知カードの提示が求められるようになる。2018年からは確定申告にもマイナンバーの記入が必須となった。さて、じゃあどうしようと、なったとき、通知カードが行方不明になっている。封筒とぺらぺらの紙だ。郵便物に紛れてしまえばどうにもならない。
 外に出してしまい、くちゃくちゃになれば、ただのゴミ。カードなどとはとてもいえない。中にはマイナンバーさえ分かればいいと、ナンバーだけを控えて、通知カードを廃棄した人もいる。

必要なのはIDカード ナンバーは意味のない数字


 冷静にマイナンバーの仕組みを考えてみれば分かるだろうが、マイナンバーといってもそれが証明できる仕組みがないと結局、役に立たない。つまりは運転免許証と同じなのだ。免許証には免許番号が書いてあるけど、そんなもの誰も憶えていないし、交通事故で警察にそれを言ったところで、免許証不携帯になってしまう。

カード作りに500円?あほか


 自分を証明する手段として、運転免許証や健康保険証が使われるが、マイナンバーも同じようなもの。ただし、マイナンバー証を持っていることが前提、つまりはIDカードを所持しろということなのだ。であれば、最初からそうすべきだったのではないか。今から作ろうと思ったら500円。バカなことをお言いでない。持っていなければ銀行通帳さえ作れないではないか。

間もなく混乱の始まり


 金融機関はまだ年内に提出してほしいなどと甘いことを言っているが、2019年になれば、カードを持っていなければ口座作りもダメと言われてしまうだろう。
 今からでも遅くはない。IDカードである以上、無料で作れるように対応しなさい、どのみち、間もなく混乱が起きるのだから、トラブルの目は少しでも摘んでおく方がましだ。

2018年2月9日金曜日

非正規を守る仕組みを 税金取られすぎの恐れ

 先日、確定申告のやり方について訊ねられた。定年後、自力で申告しなければならなくなり、あれこれ知識を増やしたことで聞かれたようだ。そこでびっくりしたのは、年末調整をしないまま放置すると、高い税金を取られてしまうことだった。企業の正社員である限り、年末調整をやってもらえるから何の心配もない。しかし、派遣社員など非正規雇用の場合、申告しなければ、払う必要がない税金がそのままになってしまう。


確定申告はハードル高い


 確定申告をしない方が悪い、自己責任という声もあるだろう。だが、一般の人にとって確定申告は面倒でハードルが高いのも事実。結果的に税金を払いっぱなしなっている人も多い気がした。非正規のように収入が少ない人こそ保護すべきなのに、自己責任論に追い込んでしまうこの国はいったいどうなっているのか。

年収250万円で所得税20万円以上払いすぎ


 相談者から派遣会社からの源泉徴収票を見せられたとき?と思った。派遣社員で収入が250万ほど。所得税が25万、社会保険料が40万弱と記入されていた。実は前年、私は年収が300万ほどだったが所得税は2万円ほどしか払っていなかったからだ。年末調整済みの源泉徴収票を見ると、細かくは分からないが所得控除が250万ほどあり、所得税の対象となる課税所得は数十万ほど。税率は5%なので、上記の結果になったのだ。

 そこで、国税庁のサイトにある確定申告書作成コーナーで相談者の源泉徴収票を使って試算してみた。記入すべき金額と言えば、収入と所得税、社会保険料だけ。その結果、還付額 つまり戻ってくる金額が約21万円になった。所得税は4万ほどでいいという計算だ。

住民税を差し引いても税金戻ってくる


 あくまでもネットで調べた限りの話だが、給与所得者には「給与所得控除」があり、収入が180万円超~360万円以下は、
給与所得控除が収入金額 × 30%%プラス18万円。
当てはめると 250万×30%プラス18万円なので93万円。
これに基礎控除38万円を加えると、131万円。さらに社会保険料40万を加えて171万円が収入から控除される。

 250万円から171万円を引いた79万円が課税所得となった。
課税所得が195万円以下の場合、所得税が5%なので、
79万円×5%=39500円。つまり25万円なんてばかげた所得税を払う必要はないのだ。
 もちろんことはそう甘くはなく、所得税のほかに住民税がある。あらためて試算すると住民税は9万円ほど払わなければならない。それでも差し引き12万円が戻ってくる。月1万ほどの収入になるのだ。

定年後の継続雇用も注意必要


 こうした税金の計算自体に問題があるわけではない。問題はそれがきちんと運用されているかだ。賃金労働者のうち、非正規雇用は4割を超えているという。そのうち何割の人が確定申告をし適正な税金を払っているのか。もしかしたら、相談者のような、放置しておけば年間12万も払いすぎている人が多く発生しているのではないかという疑念だ。  
 さらにいえば、定年後、嘱託や継続雇用となって働き続けている人も、多くは年末調整の対象にならず、放置しているケースが多いのではないか。この人達は定年まで会社におんぶに抱っこの状態。年齢も高く、確定申告のハードルはさらに高い。

 相対的に収入が多い正規雇用の人々の税金は適正で、非正規の人たちは税金を取られすぎ、そんな状態になってはいけないはず。非正規の人たちを守る仕組みをきちんとつくるべきだろう。

2018年2月6日火曜日

プジョー2008とゴルフを比較してみると

 2017年春、7年乗ったフォルクスワーゲンゴルフのトレンドラインからプジョーのSUVである2008に乗り換えた。9カ月ほどすぎ、走行距離6500キロ。月700キロぐらいのペースだが、レジャー中心の利用なのでこんなものだろう。ゴルフのような日本で人気のドイツ車と違って、ちまたであまり見かけることがないフランス車。ゴルフと比較しながら、とりあえずのご感想。
         
ゴルフ(左)とプジョー2008

走りはきびきび アクセルとよく反応


 SUVと言いながら、ゴルフに比べ車幅が4センチ、全長が5センチ短く、かなりボディはコンパクトだ。車高がある分、そばに立つと大きく感じるが、駐車場で並んでいる姿を見ると、こぢんまり。SUVスタイルのコンパクトカーというべきか。
 走りはとてもきびきびした感じがある。ダウンサイジングターボだが、発信してしてから加速のもたつき感がなく、すーっと速度が上がっていく。高速道路でインターチェンジから本線に入るとき、追い越しをするとき、いずれもアクセルとよく反応しなめらかに加速していくためストレスを感じない。というより、アクセルを踏み込むと結構、グイーンと伸びていくのでかなり心地良い。

坂道は少し弱いな


 この点は同じダウンサイジングターボでもゴルフの場合、加速にもたつきがあり、高速に入るときなど、スピードが上がらずひやひやすることがあるのに比べかなり楽だ。ただし、爆発的な加速という意味ではゴルフの方が上だが。
 欠点があるとすれば力か。同じ1200CCのエンジンで重量も1・2トンぐらいだが、2008は坂道でちょっと苦しい時がある。すでにスピードが出ている高速道路の坂道で追い越しなどをしたいと思ったとき、アクセルを強く踏んでも平地のようにはすーっと加速していかない。もたつきつつもぐーんと加速していくゴルフほどの迫力はない。

高速走行でリッター17~18キロ 安定性も良好


 燃費もゴルフにアドバンテージがある。安定した高速走行だと、リッター20キロ前後、渋滞のない東名の御殿場-横浜青葉間で、リッター24キロもの高燃費を記録したのに比べ、2008は17-18キロといったところ。ガソリンの減りも早い感じだ。現在のトータルの燃費は13・5キロ。ディーラーに聞くと、通常は12キロ台なので少し良い方かも。
 高速安定性に関しては、当初、やっぱりアウトバーンで鍛えられたゴルフに分があると思った。首都高を走ったとき、ちょっとふわふわ感を感じたからだ。しかし、スピードが出せる新東名を走ったとき少しイメージが変わった。何キロとはちょっと言いにくいが、かなりぴたっと路面に吸い付いていた。もしかしたら、80-90キロより上の速度の方が安定度が増すのかもしれない。

トランク、使い勝手はこれから調査


 シートは比較が難しい。助手席の感想を聞く限りでは座り心地はゴルフ、前のスペースなどの楽さでは2008と聞いている。ドライバーからすると、車高が高く見下ろす格好の2008と見上げる格好のゴルフとでは感覚が違いすぎる。
 
 SUVとはいいながら、実はこの車でアウトドア遊びはまだできていない。体調の問題で先延ばししていた。だから、トランクに遊びの荷物を積んでのお出かけは経験がなく、使い勝手が不明。広そうに見えるけど、何か物足りない感じもしている。そこは今年初夏から夏にかけてチャレンジする予定だ。

2018年2月3日土曜日

美味しいんです 宮島うえのの「あなごめし弁当」

 安芸の宮島といえば、世界遺産の厳島神社や太古の自然が残る弥山など見どころ一杯ですが、もう一つおすすめなのが、「あなごめし うえの」です。宮島とは対岸の宮島口にあり、JR宮島口駅からも歩いてすぐです。何年かぶりに名物の「あなごめし弁当」を食べましたが、味ボリュームとも文句なし。お値段は結構張るけど、一度、食べてみてはと思います。

ご飯のうえにぎっしりの穴子


 久々に食べたせいか、いくつかのことは戸惑いました。たとえば包み紙。かなり古いものの復刻版みたいです(あとで大正時代と確認)。ふたを開けると、とにかくぎっしりの穴子。ご飯の上を覆い尽くしているのにはびっくりします。味付きのご飯もたっぷりです。広島駅には「あなご弁当」が名物としてさまざま、売っていますが、穴子の量は半分がせいぜい、ご飯も半分ぐらいの気がします。おまけに結構、濃い味付け。

穴子がホントにぎっしりなのです

焼き物らしいほどよいかたさ 結構なボリューム


 まずうえのの「あなごめし弁当」の穴子を一口。とっても肉厚で食べ応え十分。味付けはそれほど濃くなく、穴子本来の美味しさを感じます。加えて関西風ウナギと同様に東京煮穴子風の柔らかさはなく、焼き物なりの香ばしいかみごたえがありました。次にご飯です。こちらも、あまり濃くない、どちらかといえば薄い味付け。でも、物足らないどころか、それが美味しいのです。心なしか折り詰めの香りもいいのです。
 そんな風に食べていくと、途中でボリュームがすごいことに気づきます。すっかり食べ終わって最後に漬け物。これも上品な分量だけど、ぴったいなのです。なぜか幸せな気分にもなっちゃいました。1つ1944円となだ万辺りの高級弁当に負けない金額ですが、一度だけ食べるなら量が多い分、こちらの勝ち。

お店が美味しさの秘密


 どうしてこんなに美味しいのかと、ホームページを見てみると、こんな一文が出てきました。

お持ち帰りのあなごめし弁当が美味しい理由

焼きたての穴子と炊き立ての味飯が、経木の折箱に詰められて冷めていくうちに味がはっきりとして美味しくなっていきます。経木の折箱の底から味飯の水分が抜けてゆくと同時に、穴子の蒲焼の旨みをご飯が吸い取ってくれるのだろうと思います。二時間位時を置いて冷めはじめるころ味が濃く感じます。ご飯の味加減もそれを踏まえての濃さとしていますので、炊き立ては薄味に感じられ、洗練されていると言う評価や、物足りないという思いにもなってしまいます。吟味した穴子の旨みをじっくりゆっくりと味を引き出すようにお召し上がり下さい。

だって。まさにこんな感じなのです。

広島市内のデパートでも


 これが宮島口まで行かずともJR広島駅で売っていたら爆発的な人気を呼びそうな感じもしますが、生産量との兼ね合いなんでしょう。4、5年前だったか、お盆シーズンにお店で食べようとしたら2時間待ちってことがありました。暑い中、外で待ったなあ。ところでホームページを見ると、広島市中心部にあるデパートの広島三越のイートインでも食べられると書いてありました。時代は少し進んだのかもしれませんね。

現実が進行する中で福島の不幸を描くのは キネ旬映画ベスト10で7位



 「彼女の人生は間違いじゃない」という映画を見た。東日本大震災と東京電力福島原発事故により、家族と生活を失い仮設住宅で暮らす父娘の物語。娘は市役所の職員をする一方で週末には高速バスで東京に出かけデリヘル嬢。農業を営む父親は耕作地を事実上失い、補償金をパチンコで消費する毎日。なんとも救いのないストーリーだった。どうやっても明るい現実、明るいラストに導きようがないことを分かりながら、ドキュメンタリー風に淡々と話は進んでいく。そしてこの種の映画は評価されるんだろうなと思ったら、キネマ旬報2017年ベスト10で7位だった。気分は分かるけど、やっぱ違うよなあ。


事実かも知れないけど、デリヘル嬢というのは


 この種の出口がない状況下での女性の描かれ方として、何かの隙間を埋めるべく風俗に走るというのは実際、どうなんだろう。何か安易過ぎはしないか。女性がデリヘル嬢になったり、男がパチンコに走るというのはたぶん、現実でも起きているかもしれない。しかし、福島の現実は過去ではなく、今、進行している最中。「ヒロシマ」の原爆被害のように「フクシマ」とカタカナ書きでと表現することさえ難しい今、そんな取り上げ方は福島の人々を傷つけることになってしまわないか、不幸の描き方はいくらでもあるのではないかと感じてしまう。

なんだかよく分からないシーン


 そうしたことと関係するのか分からないが、よく分からないシーンがある。ヒロインの金沢みゆき(瀧内公美)は客に呼ばれ性的なサービス(フェラチオ)をする際、服を着たままで、セックスを迫る客に暴力をふるわれそうになる。ところが、別の客を相手にした際は全裸となり、自ら男にまたがり、腰を振るシーンが出てくる。よがり声さえあげているように描かれている。次のシーンでは風呂に一人でつかり、おぼれようとするみたいに頭まで水没させてしまう。 
 これはどういう意味なのか。客の暴力を恐れ、いわゆる風俗嬢のならいとしてセックスをしたのか、それとも、自暴自棄となってセックスを楽しむようになってしまったのか。あるいは素股というセックスもどきの行為だったのか。中途半端なまま、ストーリーは進行していく。監督が書いた原作の小説を読めということなのか。


出口がない


 パチンコ漬けの父親はおそらく収穫しても商品にはならない畑に耕耘機をかけ始める。さらに柄本時生が演じる市の職員は、スナックに勤める女子大生に震災のことを聞かれても何も答えられない。広報広聴課という震災の状況を広める立場にありながら、いまだに何も語れずにいる。とにかく出口がない。

物質的にはとても豊か


 不思議なことに、彼らはいずれも物質的にはどこか豊かだ。きれいな仮設住宅。置かれている家電はみんな新品。出来合いか、作ったのか分からないが、毎回の食事のおかずはとても品数が多い。地方都市では当たり前だが、みんな車を持っている。それなのにどこか満たされていない毎日。何をどうしてほしいのか、という気持ちにもなった。冷たいようだけど。

ヒロインの瀧内公美


 ところで、瀧内久美という女優は、大胆なシーンも厭わないことが売りの女優さんのようだ。決して豊満とはいえないスレンダーなボディだが、今時の日本映画の中ではかなり露出が多いように見える。映画というのはテレビとは違う世界。いわゆるオーラをあまり感じないタイプだけに、こういう生き方もアリなんだろうなと思う。

2018年2月2日金曜日

ふがいない試合にも怒号なく Bリーグ初観戦

 バスケットのプロリーグ、Bリーグの試合を初観戦しました。横浜ビー・コルセアーズがホーム横浜国際プールに名古屋ダイヤモンドドルフィンズを迎えたゲーム。ルールをあまり知らないので楽しめない時間もありましたが、第4クォーターで大逆転劇があり、結構、スリリングでした。もっとも地元横浜のふがいない試合ぶり、野球とかだったら怒号が飛び交うところでしょうけど、ブーイングもなくあっさりと終わっていきました。まだ熱心なファンの育成はできていないみたいです。

華やかさに欠ける


 午後2時5分試合開始の30分ほど前に到着。ふだん、泳ぎに来ているプールなので勝手知ったるという感じです。駐車場に車の列。プール利用ぐらいなら問題ないだろうけど、ゲーム観戦者用ほどスペースはないよなあと心配になります。
 入口前に食べ物販売の車がたった1台。一番安い2階自由席のチケットを買い入場すると、会議机を並べたような物販売り場に食べ物売り場。ビールはあるものの、売ってるのが菓子パンってのは、さすがに華やかさに欠けます。国技館の焼き鳥が懐かしい-。


入場者4104人


 2階席から見ると、会場はほぼ埋まっています。2階は大半が自由席ですが、一部指定席もあり、座席を示す掲示が見つからずちょっとうろうろ。よく見ると、ぽつぽつと1人分の席が空いており、コートのほぼ真ん中が見える場所を確保します。1人だと楽。ゲームの途中、入場者4104人というアナウンスがありました。後ろの方で話していた関係者らしき人の話だと、ふだんよりちょっと多めとか。

試合開始前の練習

でっかい黒人プレーヤー


 コートではヨコハマブルーのユニフォームを着たビー・コルセアーズと赤のダイヤモンドドルフィンズがそれぞれゴール練習中。双方に黒人プレーヤーがいますが、そのでっかいこと。スマホ調べでいずれも2メートルを超えています。190センチ台の日本選手が小さく見えます。
 チアリーダー「B-ROSE」の華やかなダンス、何だかよく分からないセレモニー(詳しくは後述します)の後ゲーム開始です。
 いきなり横浜の背番号1がスリーポイントシュートを決めます。スマホで調べると、川村卓也でかつての日本代表でした。試合は終始、横浜が有利に進め、20分の休憩がある第2クォーターが終わった前半終了段階では、ダブルスコア近い点差です。

開始直後、川村がシュート

「ディーフェンス」意味分からず


 攻撃しているときは「ゴー ゴー ビーコル」「よこはま レッツゴー」、押されているときは「ディーフェンス」という声が響きます。特にディーフェンスは、最初、何を言ってるんだろう?と理解するのに時間がかかりました。ほかのチームは知らないけど、これがバスケの応援パターンなのでしょうか。
 試合はスピーディーというかよく分からないというか、ゴール下の激しい密集から、あっという間に点が入り、あっという間に攻守が代わります。ファウルも多く、フリースローが決まるかどうかも影響が大きい感じがします。1クオーターは10分ですが、ファウル→フリースローの間は時計が止まるので、前半終了の時点で3時を回っていました。

チアリーダー

休憩時間は地元高校の演奏


 休憩時間は地元の高校マーチングバンドの演奏。地元密着というかローカルというか。全国レベルのプロチームという感じがしません。
 小腹が空いて売店をのぞいてみましたが、後片付けの最中。あまり商売っ気はないみたい。
 休憩が終わり、ゲーム再開、第3クオーターです。何だか眠くなってきました。フロアそばなら迫力で寝てる場合ではないでしょうけど、2階席からはちょこまかした感じで、今ひとつ乗れません。

名古屋、ホームの横浜を大逆転


 ところが、第4クォーターになると状況が一転します。名古屋が猛烈に逆襲、というか横浜はシュートがまったく決まりません。スリーポイントも入らず、名古屋ゴール下ではファウル連発。点数はあっという間に一桁に。残り15秒ほどで、名古屋スリーポイントシュートが決まりとうとう1点差です。そこで横浜がファール。残りが5秒。名古屋はフリースロー2本をきっちり決めて大逆転。反撃の時間は残っておらず78対77で名古屋勝利となりました。横浜ファンではないけど、追いつかれる様子はかなりスリリングでした。
 結構、情けないゲーム展開。ファン(サポーター?)から怒号やヤジが飛ぶかと思ったら、静かなもの。上品なのか、そこまでのファンがいないのか。この負け方だとJリーグなら選手は帰してもらえないでしょう。

2本目のフリースローが決まり大逆転

スポンサー、ファンを無視して記念撮影


 その関係性がよく分からないけど、この日のゲームは緑法人会という組織がスポンサーのようでした。横浜市の緑、青葉、都筑の3区の企業で作る組織というより、3区を管轄する緑税務署傘下の組織みたいで、会場内にはあちこちに確定申告のポスターが貼ってあります。
 スポーツ観戦という楽しい催しに「税金の話かよ」。試合前のセレモニーでお確定申告うんぬん、の挨拶。試合終了後、選手がコートを1周する前に、何と記念撮影。おいおい、金出してチケット買った客に挨拶する方が先だろう、関係者の撮影はすべて終わった後だろう、と心の中で毒づいてました。

最下位横浜、もっと頑張れよ


 そういえば、明らかに動員の客が多いこと。隣の親父は不機嫌そうにずっと座っていて、途中退席。前の席の親子3人は第1クォーターで帰って行きました。何しに来たんだろう。
 ついでにいえば、横浜の黒人助っ人はあまりできが良いとはいえません。リバウンドも取れないし、強引なシュートは大半が外れ。ちなみに18チームあるB1で横浜は中地区6チームの最下位。あの逆転劇はある意味当然だったみたいです。