40年近く前の第1作はリプリーの小さなパンツ
第1作、第2作のリプリーの小さなパンツは、当時の映画ファンに衝撃を与えたという。当たり前のことだが、よーするにファンサービスだったのだろう。エイリアンと戦うだけだったら、宇宙船ユニフォーム姿で十分。わざわざノーブラTシャツ、小さなパンツ姿は必要なかったはず。でも、その姿がすごく印象が残った人たちがいたということは、戦略的には間違いなかったというべきか。
帝王切開後もベルトブラと半ズボンで動き回る
ここからはネタバレ注意。
その分、ノオミ・ラパスの動きが激しくなる。なんといっても、エイリアンの子どもを孕んだことを知り、手術ロボットに自ら入り、ロボットが帝王切開してエイリアンを取り出してしまう。麻酔と思われる物を何度も体に刺して耐えながら。おまけに切った跡をふさぐのはホッチキス。驚くべきことに、彼女はそのまま立ち上がり、時々激痛に襲われながら、歩いているのだから、ウーン、さすがにやりすぎだよな、これ。この一連の動きの格好がベルトブラと生地がガーゼと思われる小さな半ズボンなのだ。リプリー時代の格好だとこの動きは無理。というか、2012年ごろセクシーなパンツを着せるとすれば、Tバックになってしまうだろうが、それじゃさすがにセクシーすぎるわ。
日本語吹き替えで調べてみたけど
DVDということもあって、字幕で見た後、日本語吹き替え版で分からないところを確認したのだが、地球を滅亡させるための軍事基地であることがなぜ分かったのか。何故に冒頭、白い巨人は黒い液体を飲んだのか。さらには白い巨人が人類と同じDNAを持っていたのは、人類を作り出したということなのか。なーんか理解できないまま終わってしまった。やっぱ原作を読まなきゃ分からないのかも。
未来なのに変わらぬ武器と懐中電灯
ところで、空間ホログラムみたいなやつとか、ドローンみたいな小飛行体など「新技術」が登場してきたが、どーも解せないのが、隊員たちがもっているライト。ストーリーの都合上、暗い宇宙基地の中をさらすわけにはいかなかったのだろうが、手に持っているのが結局、懐中電灯ほどの威力しかない。21世紀も後半なのだから、大出力電灯とか空中から照らすとかいろいろ方法はできているはず。それにエイリアン化した隊員を殺す武器が、相も変わらず自動小銃みたいなヤツと火炎放射器。そのころなら、一気に相手を溶かす武器みたいなものがあっても、さほど気にならないと思っちゃうけど。
監督のリドリー・スコットは2017年9月に最新作の「エイリアン コヴェナント」を公開。主演はプロメテウスと同じノオミ・ラパス。シガニーウイーバーほどの迫力は感じないけど、どう成長していくのか楽しみ。それにしても、自宅のTVで見る映画はつまんないなあ。
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