実の近くまでカイガラムシがびっしり |
全盛期の6分の1
夏みかんの木はなかなか優秀だった。実家が無人となった翌年、翌々年は収穫数が300個以上。かなり枝を落とした後も100個以上取れた。しかも、表面に汚れはなく、つやつやと輝いていた。食べるとかなり酸っぱいが、すぐにジャムにできた。ところが2016年に収穫した際は、トータルで全盛期の6分の1の50個ほど、すす病できれいなのは皆無という状態。17年も同様だった。
5年前は300個ほど収穫できた |
夏の撃退作戦は完敗
そこで原因となるカイガラムシの撃退作戦を始めた。茎にびっしりと付いた白い斑点をよく見てみると、フジコナカイガラムシのようだった。このタイプは、成長すると、体の外側がまゆのようなもので覆われており、薬剤は効かないとされている。そこで、もっとも繁殖が活発になる6月ごろ、片っ端からこそげ落とし、カイガラムシびっしりの枝を切り落とした。それで大丈夫かと思ったが全然、甘かった。
8月に2回、チェックしたが、新たにカイガラムシがびっしり。よく分からないまま農薬をかけてみたが、結果的には何の効果もなかった。木は確実に緑の実をつけており、その数は確実に100個以上あったように見えた。
冬でも活発だった
寒さが本格的になった11月下旬、さらにチェックすると、やっぱりカイガラムシがびっしり。真っ黒になって明らかにダメになった実も見えた。夏の間が活発とか言われるが、秋になっても冬の初めになっても、変わらないようだ。でもさすがに終わりと思って、年明け収穫したのだが、冒頭に書いたようにやっぱり見るも無惨な有様。昨年よりもひどいかなという気もした。何せ実のすぐそばまで、びっしり取り付いているのだから。
枝落とし、農薬散布 絶対勝利を決意
正念場という冬の撃退作戦のために、準備を始めている。まず枝落としだ。これはプロに任せようと思ってる。この何年か収穫のために太めの枝も切ったが、かなり枝振りがいびつになっている。カイガラムシは日当たりの悪いところで繁殖するというが、確かに葉や茎が妙に密集した場所がある。以前、プロに切ってもらったときは明らかに元気になった気がする。結構な費用がかかるが、けちるわけにもいかない。
次が農薬散布だ。マシン油乳剤が効果的と書いてあるが、ホームセンターで探していると聞くと、「カイガラムシとかね」と勝手に教えてくれた。面白いことに、ほかの店に電話で聞いてみたら、品切れと言われた。このシーズンはカイガラムシ対策で商品がよく売れる、だそうだ。マシン油は希釈して噴霧するのだが、どうやって噴霧するのかと聞くと、700円ぐらいの噴霧器を教えてくれた。
この際だから、荷の矢三の矢も考えている。オルトランという農薬で粒状の農薬を根に散布するタイプは、木に浸透していき、カイガラムシが死んじゃうとか。スプレータイプもあった。店の担当者は、すす病はカイガラムシだけでなく、アリとアブラムシの駆除も大切。葉っぱの裏側までしっかり散布してくださいとのこと。
ミカンの木は遠く離れた場所にあり、戦闘開始は2月の予定。絶対勝利するぞーと決意している。
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