文化知らない男量産
何年も前から言われていますが、音楽にしろ、芝居にしろお客さんの大半は女性です。多くの男たちは仕事に追われ、多少の興味があったとしても抽選に当たるかどうか分からないチケットを頑張って取ろうとはしません。行ってみようかなという気持ちがあっても、そのうち忘れてしまいます。その積み重ねが、文化を知らない貧しい教養の男達を量産してきたのではないか、という気がしてならないのです。
自腹着る男は皆無
終活と称して、昨年来、大相撲枡席、プロ野球、宝塚、歌舞伎、そして福山雅治と少々高価なイベントに出かけていますが、同僚らに聞くと、そのどれかに自腹を切って出かけた人など皆無なのです。男の場合、こうしたイベントよりスポーツ観戦というイメージがありますが、それでもプロ野球やJリーグに足を運んだという人を探すのはとても難しい。横浜ベイスターズの試合をほとんど見に行ってる男はいましたが、球場はいわゆる熱狂的なファンのみで埋まってるのが実態ではないでしょうか。こちら男が多いでしょうけど。
そこで女性客が大半を占めるミュージシャンやタレントの男向けライブです。すぐに思いつくのは福山雅治ぐらいですが、そうそうジャニーズのタレントだっていいではないですか。年に1回男祭りをやればいい。もちろん、満員は無理かも知れない。福山だって18000席のキャパで1000以上空いていた。ジャニーズの場合は、いずれ彼らに取って代わろうとする若者が集まるのではないか。それと物見高い、金持ちおじさん達。とにかく機会を作ることが大事だと思うのです。そうしないと、男どもどこも出かけないつまらないヤツになるばかり。
やっぱりライブは違うわ
こんなことを書くのも、福山のライブに出かけてみて、やっぱライブは違うわと思ったからです。ファンでなくても歌を知らなくても、迫力のある歌声とアクション、お客さんの反応、そうしたものは現場に行かないと知ることができないし、それを感じたからこその楽しさがあると思うのです。
たぶん、女性達は若いころからそれを知ってしまっている。だから中高年になっても出かけ続ける。一方、そのことを知らない男は、そのまま年を取り、テレビの前の住民となってしまうのではないでしょうか。
ハードル下げてくれないかな
男達の中には立場上、ライブやスポーツ観戦を特等席で経験してしまう輩はたくさんいるでしょう。しかしそれはいずれも自腹ではない。場合によっては接待客のアテンドでつまらないとしか思ってないかもしれない。
それではダメなのです。自腹を切って主体的に行かせるようにしないと、楽しさも分からないし、将来につながっていかない。そのために、少しハードルを下げてくれてもいいのではないかと思うのです。そういう意味では福山はえらい。空席ができたことで本人は決して良いとは思っていないはずですが、ニーズとキャパが大体、合ってるぐらいでちょうどいいのです。
福山の男限定ライブ。まだ先のことだけど、今年はどうしよう。昨年末のライブで福山は「やるぞ」と言っていた。チケット入手が今年と同じぐらい簡単だったら、行ってもいいかな。チケット入手に努力が不要というのは、ホントに気が楽です。
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