2018年1月27日土曜日

いろいろと予想外 「最後のジェダイ」 シリーズ物ってこんなものかな

スターウォーズトリオが消えてしまった


  ファミリーヒストリーが早くも終わってしまった。ハン・ソロの死に続いて、ルーク・スカイウオーカーも露と消え、レイア姫はホントに天国に-スターウォーズの再開第2弾「最後のジェダイ」。年老いた往年のヒーロー、ヒロインは舞台から消え去った。さて、「レイ」「カイロ・レン」がそれを次いでいく存在に成長していくのか、あるいは新たなスターを誕生させるのか、第3作に期待をつながせている。to be continuedというか、かつての3部作よりストーリー展開がうまくなったのでは。しかし生き残ったのはチューバッカにC3PO、R2D2とは、なーんかいろいろと予想外の作りでした。


もっとネタバレになるから、見てない人は読まないでね


レイはトリオの関係者じゃなかった、ホントかな


 やっぱ今回の焦点は、再開第1作で登場した、強烈なフォースの持ち主の女性ヒロインレイが誰の子かということ。ダス・ベイダーの後継者たるダークサイドのレンがハン・ソロとレイア姫の息子だったのだから、誰もがレイはルーク・スカイウォーカーの娘だと思ったはず。しかし、ルークに彼女はいなかったので、じゃ、レンのママは誰?とも。

 それがいとも簡単に裏切られてしまったのにはびっくり。ハン・ソロ・レイア姫とレンの家族対ルーク・誰かとレイの家族というような、狭い話にするのは避けたみたい。再開第1作でハン・ソロ・レイア姫とレンをあえて家族にしちゃったわけだから、方針変更でもあったのか。もっとも、「お前は貧しい両親から酒のために売られた」と明かしたのは、レイを動揺させようとしたレン。レイがなぜあれだけのフォースの持ち主なのかはこのままでは説明できず、第3作ではあっさりとひっくり返されるかも。

悪玉の親分がいなくなっちゃった


 キャストも雰囲気が変わった印象。かつてチューバッカとロボットを除けば白人ばかりだったが、前回、黒人のフィンを登場させ、整備士の女性ローズはアジア系。負傷したレイア姫に代わって指揮を執るホルド提督らナンバー2、ナンバー3がいずれも女性。バランスとった配役になったのは、ディズニー制作ということもあるんだろうなあ。

 カイロ・レンがボスと仰ぐ悪の親玉、ファーストオーダーのスノークをあっさり殺しちゃったのにも、「あれあれ」だった。レンがレジスタンス側に寝返ったのかと一瞬思ってしまった。よく考えてみたら、それじゃスターウォーズが終わっちゃう。ただ、悪玉の親分が死んじまった以上、レンがそれに取って代わって悪玉になるのは大変な感じ。何せ、親父のハン・ソロは殺せても、母親のレイア姫を殺すのは躊躇しちゃった、優しい男だから。まあ、ダスベーダーもそんな葛藤をしてる感じだったからいいのかな。いやだからこその親分の存在なんだけどなあ。

次も予想を裏切るかも


 そんなこんなで、サプライズの第2作、第3作はどういう風なストーリーになるのかな。かつてのスターウォーズは作品それぞれが独立した雰囲気があったが、再開後は明らかに連作としての趣が強い感じだ。とすると、次作もきっちり予測を裏切るかも。

 結局、謎として残ったのが、なぜ、ファーストオーダーはどこまでもレジスタンス側を追尾できたのかという点。アクティブ・トラッキングという新技術のことを紹介していたが、そういう装備なら、今までも使えたはず。もしかして内通者?とも思ったが、そういう場面はなし。どこかで重要なポイントを見逃したのかなあ。

0 件のコメント:

コメントを投稿