落ち着いたと思ったら副鼻腔炎
「帯状疱疹になっちゃった」その1、その2で書いたように、ひどい目に遭ったものの10月初めにはかなり落ち着き、会社にも復帰した。だが、それだけでは済まなかった。やや秋の冷え込みが始まった10月6日の夕暮れから突然、くしゃみがとまらなくなった。何となく背中ぞくぞく。いわゆる風邪の症状だ。くしゃみ鼻水は翌日も続く。風邪をひけば1週間程度続くことはよくあるので、さほど心配していなかった。ところが、治らないなあと感じて10日ほどしたある日、いきなり38度の発熱。そのころには、青っぱながひどく、もしかして副鼻腔炎?懸念していた。というのも、今年に入って2月、7月と2度にわたって発症し抗生物質クラリスの治療を受けていたからだ。3日後、予想通り、耳鼻科で副鼻腔炎との診断を受け、クラリス200ミリの朝晩投与が始まった。過去2回と同様、期待通りの効果で数日後には青っぱなも治まってきた。
次は中耳炎、飛行機に乗れず
ところが、1週間ほどして右耳の状態がおかしくなった。鼻をかむと耳の中でぐじゃっという感じがする。診察では滲出性中耳炎との診断を受ける。治療としては、まず鼻を治さないとといわれクラリス投与が続く。さらに1週間後の10月31日夜、突然38・4度の発熱。夕方、東京・渋谷でハロウィン騒ぎを30分ほど見たが、昼間から何かぞくぞくしていた。耳に鈍痛がある。翌日の診察では、中耳炎になりかけているとの診断。クラリスからグレースピットという薬に変わった。耳の状態から、空気抜きができないので航空機に乗るとひどいことになると言われ、実家方面で11月5日に予定されていた法事もキャンセルした。
感染症リレー
帯状疱疹の影響か、免疫力の低下は甚だしいようで、帯状疱疹→風邪→副鼻腔炎→中耳炎とまるでリレーのように発症していく状態には正直、怖くなった。中耳炎もほぼ治まった11月半ば、慌ててインフルエンザの予防接種を受けた。かつてであれば、たとえ中耳炎まで進行しても、大したことはないと放置したものだが、今は肺炎までなったら命取りになると恐怖の日々でもある。
水疱瘡発症の経験はないのに
それにしても帯状疱疹とはどういう病気なのだろう。幼い頃にかかった水疱瘡のウイルスが体のどこかに潜んでいて、免疫力が低下したら暴れ出すとの説明を受ける。しかし、私は水疱瘡を発症したことはなく、いわゆる不顕性感染。それなのに発症すると、1カ月使い物にならないほどの症状が出て、その後も免疫の低下としか思えない感染症が続く。帯状疱疹を発症した時点で免疫が低下しているのは分かるが、その後も免疫力は回復していないということなのか。とすると、帯状疱疹が治まってもある一定期間、養生が必要ということになる。
もう一つ感じるのは帯状疱疹になった身近な人たちのこと。がんの治療で寛解となり、ほぼ1年たった60代の患者、ポストの異動でストレスをため込んだサラリーマン、不倫相手と別れた30代の女。こういう人たちが発症している。何となく免疫が下がっていそうなことは想像できるが、そこにどういう理由があるのか、知りたいところだ。
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