出続けるためには
記者の説明によると、藤吉久美子と朝日放送プロデューサーの関係は世間的には不倫とみられるだろうが、実態は違うのではないか。NHK朝ドラの主演をつとめたかつての人気女優も56歳。それほど華のある女優でもなく、コンスタントにテレビ、映画に出続けるためには、出演者を決める側に食い込むことが必要。それはプロデューサーだったり監督だったりする。同じような女優ははいて捨てるほどいるわけだから、誰かを選ぶときの決め手は結局、人間関係になる。それが男と女、それも女の側は世間一般からはぬきんでた美人なのだから男の側が手を出してもちっともおかしくないし、時にそれに応えるぐらいでないと、なかなかいい仕事を得られないだろうというのだ。
ハリウッドのセクハラ騒ぎ
敏腕映画プロデューサーが追放されるなどハリウッドを起点としたセクハラ騒ぎが広がっているが、芸能界のこうした風習を断ち切るのは難しいのではないか。採用する相手は気心、いや体を含めて知れてる相手の方がいいに決まってる。一般社会とはケタが違う競争社会、候補はいくらでもいるのだから。日馬富士事件で見られるように大相撲の暴力体質がなおらないのと同様だ。出演者を選ぶ際、売り上げデータなど客観的な指標はない以上、制作者側にすべての権限が集まってしまう。
業界の慣例知る旦那は「よくやってる」
一方、太川陽介はどうか。あの「神対応」の裏にあるのは、よーするに業界の慣例を知っているからではないか。妻が仕事のために、ほとんど「枕営業」のようなことをしている。言い方を変えれば仕事を得るために最大限の努力をしている。それは芸能人としての本来の姿であって、妻といえどもせめるわけにはいかないし、覚悟の上だと。
「ルイルイ」のアイドル時代から鳴かず飛ばずとなり、路線バスの旅でようやく日の目を見るようになった太川を支えたのは藤吉久美子。それをさらに支えたのは、くだんの朝日放送プロデューサー。むしろ、藤吉は「よくやってる」ぐらいの目で見ていたのではなかろうか。だから、妙に明るい太川陽介の神対応はむしろ当然。涙涙の藤吉の対応はそうはいっても、太川に対する申し訳なさを示しているのだろう。とすれば、一般の夫婦での妻の不倫騒ぎとは意味が全く異なる。
誰かがちくったか
ところで、文春がマークしていたとも思えないこの夫婦のことが明るみに出たのは、結局「ちくり」ではないのか。藤吉クラス、つまりドラマや映画、バラエティーの4、5番手の立場のタレントはおそらく星の数ほどいる。逆に言えば、ライバルがものすごく多いということだ。ねたみ、そねみ、そんな人たちからの通報が取材のきっかけにとなったのかもしれない。
もう一つ言えば、あのプロデューサー、美味しい物を「食べた」ことがばれちゃったわけで、日本のサラリーマン世界はどんなに敏腕であっても、それをまず許さない。制作とはまるで無関係の子会社に飛ばされるのがふつーだろう。ホントに敏腕なら、会社を飛び出し自力で這い上がっていくだけのことだ。
そんなことを思いながらネットを見ていたら、
こんな記事を見つけました。
http://biz-journal.jp/2017/12/post_21763.html
ビジネスジャーナルというサイトの存在、かなり面白いかも。
0 件のコメント:
コメントを投稿